「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興です。
今日は最初に聖書のことばを紹介しましょう。旧約聖書イザヤ46章4節「あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにする。あなたがたが白髪になっても、わたしは背負う。わたしはそうしてきたのだ。わたしは運ぶ。背負って救い出す」
このことばを読む度に、私は安心して年を取れるなと思うのですね。1年が閉じようとしていますが、この1年例外なしにみんな1歳年を重ねたことになります。神様は「あなたがたが白髪になってもわたしは背負う」と約束してくださっています。高齢になっても悲観することはありません。遠慮無く、安心して神様に背負ってもらいながら、生きていくことができるわけですね。
私たちの価値観の基準は、何かが出来るか出来ないかによって、決めてしまうことがあります。何かが出来ていた時代は、自分も役に立っている、だから自分には価値があるという発想です。でも例外なしに、私たちは昔出来たことが出来なくなる現実に直面します。その時に、自分は何も出来なくなって世話になるだけだから、価値がないと考えてしまうなら、生きていくことは辛くなっていくだけです。
出来る時代もあるし、出来なくなる時代もあります。でも、私の存在そのものの価値は何一つ変わることがない、と頷きながら生きていくことができたら、新しい年を新たな気持ちで迎えることが出来ますよね。
出来なくなる現実があります。でも、聖書の神様はそんな私たちを背負ってくださるというのです。つまり、「さあ、新しい年も共に、一緒に、生きるのだ」と励まし、背負ってくださるお方なのですね。さらに、旧約聖書イザヤ49章15節には「女が自分の乳飲み子を忘れるだろうか。自分の胎の子をあわれまないだろうか。たとえ女たちが忘れても、このわたしは、あなたを忘れない」と書かれています。神様は、私のことなど忘れてしまっているのではないか、そんな風に考えてしまうことがあるかもしれません。でも、決してそうではありません。今年も新しい年も、あなたのことを決して忘れない神様がいてくださることを知ってください。