信仰が救う4

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 元気をもらいたいとき

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アップロード日
2025.06.26
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 8章
放送日
2025.06.26

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。今週は聖書のルカ福音書8章から、長血という女性特有の病気にかかった女性とイエス様の出会いの箇所を学んでいます。イエス様の衣の裾に触れたら自分は治ると思い込んだ彼女の病気が癒やされました。するとイエス様は「わたしの体から力が出ていくのを感じました」とおっしゃられ、「わたしに触った人がいる。誰ですか」と彼女に問いかけられました。
長血という病気であった彼女は当時人々から「汚れている」と思われ、人前に出ていくことを避けていました。そして自分が長血であったことも、勝手にイエス様の服に触ったことも明らかにされたくはなかったでしょう。彼女はそれでも病気の治った事実だけを抱えて、この場所から去って行くことも出来たはずです。しかし彼女は隠しきれないと知って、震えながら進み出て御前にひれ伏し、イエス様にさわった理由と、ただちに癒やされた次第を、すべての民の前で話しました。
群衆の前で自分の病気のことを話すことも、イエス様に断りなく触ったことを話すことも、彼女にとって震え上がるほど恐ろしいことだったでしょう。しかし彼女が自ら進み出て、みんなの前で話したことにより、彼女の長血が癒されたことが公になりました。
イエス様が「わたしに触ったのは誰ですか」と問いかけられたことによって、彼女がこの町の中で、もう汚れた者扱いされない機会が生まれたのです。イエス様の願われたことは、病気がこっそりと治ることではなく、多くの人の前でこの病の癒やしが公にされることでした。もう二度と、彼女がこの町で汚れた者扱いをされることなく、神の奇跡を受け取った人として歩んでいける道筋をつけてくださったのです。勇気を出して一歩主の前に踏み出したことで彼女の人生は変えられました。イエス様は病気だけではなく、その後の人生をも直してくださるのです。
私たちは知っておかなければなりません。人間は神の前に隠し切ることも、逃げ切ることも出来ません。神の前ではすべての人の営みはあらわになっています。しかしそのような神だからこそ、その先の人生をも救い出してくださる神なのです。今日も私たちは神の前で正直に何でも告白し、そして神の赦しと愛を公にしていきたいと思います。

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