「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか？原田憲夫です。
クリスマスを迎えるための、心を備える最初の週を過ごしてきました。
今日は、救い主イエスが語った、この世界に来られた目的を知る鍵となることばに、心を向けたいと思います。
新約聖書ヨハネの福音書8章12節「わたしは世の光です。わたしに従う者は、決して闇の中を歩むことがなく、いのちの光を持ちます」
私が牧師になりたての頃でした。真夜中に、突然、知らない人から電話がかかってきて、一方的に自分の辛い心情を訴えてきたり、電話口でいきなり愚痴や怒りをぶつけて来る人がありました。今なら分かりますが、誰かに自分が抱える心の闇を聞いてもらいたかったんだと思います。　
しかし心の闇の中でいくら叫んでも、嘆いても、結局、その中をさまようだけです。しかも厄介なことに、この心の闇はどんなに蹴飛ばしても叩いても、何をしても消えてなくならないのです。これが私たちの現実です。
この心の闇こそ、聖書が罪と呼ぶ、私たち人間が聖い神様に逆らい、自分勝手に振る舞い、神様との美しい関係を壊して引き起こした結果なのです。しかし聖い神様は、大きな愛のお方であり、私たち人間を見捨てません。そうです。神様は救い主を私たちの世界に贈られたのです。それが、マリアが産む「男の子＝イエス」です。この救い主イエスは、私たち人間の罪をすべてその身に引き受け、十字架の上でご自分のいのちをもって、すべての人の罪を私たちに代わって贖い、そして三日目に死よりよみがえります。
その結果、この救い主イエスを信じる人はだれでも、永遠のいのちに与ることができる救いの道を開かれたのです。
救い主イエスは今日、私たちに呼びかけています。
「わたしは世の光です。わたしに従う者は、決して闇の中を歩むことがなく、いのちの光を持ちます」
いかがですか？あなたも今日、「世の光＝いのちの光」である救い主イエス・キリストを心に迎えませんか？そのとき、あなたの心の闇が消え、いのちの光があなたの心に灯されます。そして、「世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます」（マタイの福音書28章20節）と約束される「インマヌエル＝救い主イエス」が、あなたを感謝と喜び、希望と平安に溢れる新しい人生へと導いてくれるでしょう！
幸いなクリスマスをお迎えください！