新しく生れた私

出演者
菊地 新
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2024.11.01
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] コリント人への手紙第二 5章17節
放送日
2024.10.31

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「世の光」の時間です。私は、山形市にある山形ホーリネス教会の牧師、菊地新です。
「新」という名前は比較的少ないです。名付け親は、私の父です。牧師だった父が、「息子の名前を、新とつけたよ」と同期の仲間たちに話したところ、「すごいいい名前つけたなあ!」と言われたそうです。けれども、私は名前負けしていました。私は小さい頃から、劣等感で悩んでいました。背が低く、気が弱く、何をしても自信がありませんでした。
私が中学二年生のときのことです。数学の先生は答案用紙を渡すとき、名前を呼んだ後、必ず点数をみんなの前で発表するのです。数学が苦手な私にはそのときが嫌で嫌でたまりませんでした。あるテストが終り、数学の授業のとき、先生が答案用紙を持って来ました。いよいよ私の番になり、先生から「新」と呼ばれ、返事をして前に出て行ったら、「○○点!さっぱり新しくないな!!」と言われてしまいました。それは、これまでの成績とほとんど変わっていないことを意味していました。私はとてもショックでした。「頭がいい人はうらやましいなあ」いつもそんなことばかり考えていました。
高校一年生の冬のある日、私は初めて仮病を使って早退しました。その頃の私は生きる目的がわからなくて、無気力になっていたのです。帰宅した私を見て、父は咎めることなく、私の話を聞いた後で聖書を開いてくれました。新約聖書コリント人への手紙第二5章17節でした。
「ですから、だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました」
父は、この個所から私の名前をつけたこと、そして、だれでもキリストを信じる者は新たに生まれ、新しい立場に立つので、理想、感情、好み、生涯の目的などがみな新しくなる、と教えてくれました。それを聞いて私は、ハッとしました。すぐに自らの罪を悔い改め、キリストを救い主と信じて、新しく生れる経験をすることができました。
どうぞ放送を続けてお聴きください。

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