メシア預言と神を求めない民

出演者
羽鳥頼和
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2024.09.23
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] イザヤ書 9章
放送日
2024.09.23

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「世の光」の時間です。お聞きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
今週は、旧約聖書イザヤ書からお話しします。
イザヤ書は、今から2800年ほど前の中近東のことが語られている書物です。
その当時のイスラエルはすでに北王国イスラエルと南王国ユダに分かれてしまっていました。
この時代の南北イスラエル王国は、神の教えを守らず、自分勝手な礼拝をし、外国の神々を拝む偶像礼拝もさかんに行っていました。偶像礼拝とは、イスラエルの神がしてはならないと厳しく命じておられたことでした。
その当時は、アッシリアという国が勢力をのばし、イスラエルの地域にまで侵略をしてきていました。
今日、お話しするイザヤ書 9章で語られているのは、北王国に攻撃をしてきたアッシリアが、北王国の都であるサマリアまでやってきた頃のことです。
アッシリアの侵略攻撃に苦しんでいる人々に、神は言われました。
「闇の中を歩んでいる民は、大きな光を見る。彼らの上に光が輝く」と語って、北王国のガリラヤ地方ですばらしいことが起こることを告げられたのです。
ひとりの男の子が生まれ、その子は「平和の君」と呼ばれ、その王国を治め、さばきと正義によって国を建て上げるというのです。このことばは、神が遣わされる救い主メシアについての預言です。
神は、罪を犯し続けるイスラエルをアッシリアによって懲らしめておられました。それは、イスラエルを滅ぼすためではなく、イスラエルが、自分の罪を知り、神に立ち返るようになるためだったのです。
しかし、このときのイスラエルは神の救いを求めず、外国に助けを求めたのでした。
そして、神が語られた救い主の預言は、神が語られてからおよそ700年後、イエス・キリストによって成就しました。イエスは、イザヤ書9章で預言されていた通りにガリラヤ地方で宣教活動をされました。イエス・キリストこそ輝く光であり、世界を治める平和の王なのです。
イザヤ書は、私たちにも神の救いの福音を語っているのです。明日もイザヤ書からお話しをします。

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