カインのその後-2-

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2024.07.09
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 創世記 4章17節
[旧約聖書] 詩篇 127篇1~2節
放送日
2024.07.09

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「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか?関根弘興です。
旧約聖書の創世記をいま読んでいます。最初の人アダムとエバにカインが、次にアベルが生まれました。しかし、なんとカインが弟アベルを殺してしまうという大事件が起こったことが記されています。その結果は、カインは、住み慣れた土地から離れざるをえなくなり、地上をさまようさすらい人になってしまいました。創世記4章17節に「カインはその妻を知った。彼女は身ごもってエノクを産んだ」と記されています。昨日もお話をしたように、この時点でどうしてカインは誰と結婚できたのだろうと、疑問が生じます。その事に関してはこう推測することはできます。神様は、アダムとエバをお造りになったとき、「生めよ。ふえよ。地を満たせ」とお命じになりました。ですから、アダムとエバから多くの息子や娘たちが生まれたことでしょう。ですから、カインは、アダムとエバから生まれた女性、つまり、妹を妻にしたとも考えることもできるわけです。ただ、聖書は、そのことについては何も説明していません。それは、カインが誰を妻にしたかということよりも、カインのその後の生き方を記録することによって、人としてのあり方を教えようとしているからです。
さて、カインは、生まれた子どもをエノクと名付けました。また、自分が建てた町にもエノクという名を付けました。この「エノク」という名前は、「新しい家を公式に開く」という意味のある名前です。彼は、過去を忘れて新しい歩みをしていきたいと思ったのかもしれません。自分の再スタートのために町を建てたのかもしれませんね。しかし、そこには、残念ながら神様の「か」の字も登場しません。
詩篇127篇1節~2節にはこう書かれています。「主が家を建てるのでなければ建てる者の働きはむなしい。主が町を守るのでなければ守る者の見張りはむなしい。あなたがたが早く起き遅く休み労苦の糧を食べたとしてもそれはむなしい。実に主は愛する者に眠りを与えてくださる」
町を作ることは決して悪いことではありません。しかし、カインは、再出発を考えていく時、神様に頼るのではなく、神様抜きの自分の力のみに頼って生きていこうと考えたのです。しかし、残念ながら神様抜きのカインの態度は、カインの子孫にも伝えられていきました。その姿はますます高慢なものとなっていったのです。

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