孤独を感じていませんか?

出演者
阿部頼義
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 死や命について考えているとき

もっと詳しく見る

アップロード日
2024.05.23
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 23篇1~4節
放送日
2024.05.23

いいね登録

     登録数:5

いいねリストを見る

「世の光」の時間です。神奈川県海老名市にあるグレースガーデンチャーチの牧師、阿部頼義です。今週は、旧約聖書にある詩篇23篇からメッセージをお届けしています。今日は詩篇23編の1~4節をお読みします。

「主は私の羊飼い、私は乏しいことがありません。
主は私を緑の牧場に伏させ、いこいのみぎわに伴われます。
主は私のたましいを生き返らせ 御名のゆえに 私を義の道に導かれます。
たとえ、死の陰の谷を歩むとしても、私はわざわいを恐れません。
あなたが、ともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。」

この詩篇23篇は、世界中で多くの人に慰めを与えてきた詩です。実は、私にとっても思い出深い詩の一つです。私が牧師になりたての頃の話です。末期癌で余命1ヶ月の85歳の男性を訪問する機会がありました。
私は経験も浅く何を話せば良いか分からなかったので、とりあえず詩篇23篇のことばを紙に印刷し病室に持っていきました。そして、寝たきりになり天井を見つめるこの男性に、紙を見せながら詩篇23篇を朗読したのです。
私が4節の「たとえ、死の陰の谷を歩むとしても、私はわざわいを恐れません。あなたが、ともにおられますから。」という箇所まで読み進めると、その男性の目から一筋の涙がこぼれ落ちました。死に向き合い孤独を抱えていた心に、イエス・キリストがともにいてくださる、という希望の光が差し込んだのかもしれません。そして私にこう言いました。「イエス様のことばは優しいなあ・・・」それから数日後、この方は病床で洗礼を受け、クリスチャンとなり、天に帰っていかれました。
私はこの経験を通して、イエス・キリストがともにいてくださるという希望は、死を前にした人の孤独さえも癒すことを知りました。
みなさんは孤独を感じることはありますか?そのような時は、今日のことばを思い出してください。イエス・キリストは、みなさんがどのような試練の中におられるとしても、ともにいてくださるからです。皆さんの心にキリストの平安があるようお祈りします。

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ