おことばをください⑤

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2024.04.26
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 7章
放送日
2024.04.26

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
私の担当する週は、ルカ福音書からご一緒に聖書を学んでいます。今週はルカ7章から「これほどの信仰を見たことがありません。」と言われた百人隊長のお話を見ています。
彼は自分の持つことばの重さを知っていた人でした。自分の放つことばによって100人がどれだけの危険にさらされるのか。その危うさ。自分のことばの不安定さ。「行け」ということばが果たしてあっているのか。間違っていないのか。部下のいのちを落とすことにつながらないのか。また部下には自分のことばを信じてもらわないといけません。自分のことばに従って大丈夫なのかと思うならば、部隊は動かないのです。一人でもおかしな動きをするものがいたら、部隊全体が影響を受けます。その一人のおかしな者の発言に追随する者がいたら、隊長としての自分の「資格」に関わります。ことばを放つことの怖さを知っている人でした。
だからこそ分かったのです。「この方のことばは本物だ」。そして言ったのです。「ただおことばだけをください」イエス様の語られることばは、私たち人間の命じることばとは違う。いのちを左右することばを持っておられる。人を活かし、人を癒やす。本物のことばを持つお方だ。それは神からの権威のもとに生きておられる神の子なのだと思ったのです。百人隊長は、自分の重んじているしもべのいのちに対して自分は無力です。自分にできることはない。死に瀕している愛するしもべを手放して、イエス様のもとへと託したのです。
百人隊長は今日、私たちにも語りかけてきます。「このことばを発しておられる方が誰か知っていますか。」神ご自身なのです、と。神ご自身が全力でそのように語られる時、世界はそのことば通りに動いていく。私たちにそこで必要な信仰は「おことばだけをください」という信仰です。自分ができるかどうか、自分に実力があるかどうか。そんなことはそこで関係がない。信仰とはことばの重みを信じて求めることです。
家に帰ると、しもべは元気になっていました。イエス様のことばが百人隊長よりも先に訪れていたのです。それほど神のことばには力があります。そして、神のことばを求める者は誰もがこの信仰を得ることができるのです。今日、あなたの前にも本物のことばがあります。この方のことばを求めてみませんか。

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