健やかでいなさい

出演者
藤本 満(インマヌエル高津キリスト教会)
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 病気のとき

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アップロード日
2024.01.13
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マルコの福音書 5章34節
放送日
2024.01.13

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「世の光」の時間です。神奈川県川崎市にある、インマヌエル高津教会の牧師、藤本満です。
昨日の放送では、新約聖書マルコの福音書の5章から、12年出血の病気にかかっていた女性のお話をしました。今日はその続きです。女性は、イエス・キリストの噂を聞いて思っていました。「この方の衣にでも触れれば、きっと癒やされる」。そして勇気をもって一歩踏み出し、イエスに触れました。この出来事は、こう閉じられています。5章34節「イエスは彼女に言われた。『娘よ、あなたの信仰が あなたを救ったのです。安心して行きなさい。苦しむことなく、健やかでいなさい。』」
この最後のことば、「苦しむことなく、健やかでいなさい」について考えて見ましょう。 私たちは、病気と隣り合わせに生きています。持病があり、突発の病があり、何年も、また次から次へと。それは、この女性も同じでありましょう。しかし、彼女は病を癒す権威を持っておられる救い主に出会いました。人生はそこから根本的に変わりました。
私たちの人生は、たとえて言えば、大きな洗面台の前にモップを持たされて立っているようなものだと、私は考えています。何かの出来事で、蛇口が一気に開かれます。そこから、不安や疑い、怒りや心配の水が、勢いよく音を立てて流れてきます。あいにく、洗面台の栓は閉められています。勢いよく出てくる不安にパニックになります。しばらくすると、水をモップで拭いている自分がいます。この世で苦しむことなく、健やかな人生というのは、あまり現実的ではありません。
しかし、イエスのもとにいくと、蛇口を閉めてくださいます。仕事や人間関係、家族のことなど、自分では閉められない蛇口はたくさんあります。でも、イエスはそれを閉めてくださり、洗面台の栓を抜いて、溜まった水を流してくださいます。人生の患いのおおもとの蛇口を閉めてくださる方。女性は、そのイエスに出会いました。これから先も病気になるでしょう。しかし、またこの方に触れる、また触れていただければ、いいのです。私たちもまた、そのようにイエスのところに来ます。

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