まことの「望み」を待ち望む

出演者
岩井基雄
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 元気をもらいたいとき
  • クリスマス

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アップロード日
2023.12.11
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 62篇5、6、8節
放送日
2023.12.11

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「世の光」の時間です。お元気ですか。岩井基雄です。
街にはクリスマスソングが溢れ、暗闇の中でも温かな光がこぼれます。一年をゆっくり振り返る時でもありますが、世界でも日本でも多くの苦難を伴った一年でしたね。戦争や災害、病や経済的な不安などで心が痛みます。
このクリスマスを待ち望む時期をアドベントと言います。「待つ」ことは決して簡単ではありませんね。早く答えを得たいですし、はやく問題を解決したいのです。しかし、聖書は私たちに「待ち望む」ことの大切さを教えます。しかも、問題の解決や答え以上に、神ご自身を待ち望むようにと招くのです。
今日の詩篇をお読みします。
「私のたましいよ 黙って ただ神を待ち望め。私の望みは神から来るからだ。神こそわが岩 わが救い わがやぐら。私は揺るがされることがない」旧約聖書 詩篇62篇5~6節
この詩篇62篇は、イスラエルの二番目の王、ダビデの祈りです。この詩篇の背景は明確ではありませんが、ダビデがいのちの危険を覚える窮地の中から、神様への信頼の祈りをささげているようです。苦難の中から、自分自身に呼びかけ、心静かに、神ご自身を待ち望むこと、本当の望み、希望は神ご自身から来るとの確信の祈りをささげています。
さらに、聖書が語る神様こそ、本当に信頼できるお方であり、私の岩、救い、やぐらであり、「私は揺るがされることがない」と宣言します。
このアドベントは、キリストの誕生を待ち望む時ですが、神の御子キリストが、苦難の時代に、この地上に来られたことを心に刻み、心からの感謝を覚える時でもあります。どんな試練や痛みの中にあっても、神の御子キリストを待ち望むときに、私たちの心から、喜びと感謝が溢れるからです。 
先ほどの詩篇は、こう続きます。
「民よ どんなときにも神に信頼せよ。 あなたがたの心を 神の御前に注ぎ出せ。神はわれらの避け所である」詩篇 62篇8節
聖書が語る神様に信頼し、心にある悲しみも痛みも全部注ぎだして、あなたを助け守る真の避けどころである神様のもとにあなたも来ませんか?
神とともに歩む人生にこそ、本当の希望があるからです。

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