ルカの福音書124-イエスの選び2

出演者
大嶋重徳
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2023.05.31
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 6章
放送日
2023.05.31

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
新約聖書ルカ6章には、イエス・キリストがご自分の弟子を12人選ばれたところが記されています。では、なぜ12人だったのでしょうか。
これは、旧約聖書のイスラエル12部族の12からきています。イエス様のことばに従う新しい共同体を形成するためでした。この12人をご自分の身近に起き、イエス様と生きるライフ・スタイルを学ばせ、全世界に使徒たちを遣わすために、イエス様は12人を選ばれました。
さらに、イエス様が使徒たちを遣わされるときは、2人ずつチームで遣わされました。決して、1人で行くことはありませんでした。神様の恵みによって生かされていく新チームの名前がやがて「キリストの教会」と言う名前になっていきます。イエス様の新チームは今12使徒を経てキリスト教会となって繋がっています。
しかし、問題はなぜこの12人が選ばれたかということです。イエス様のそばには、この時、すでに、いつも70人ぐらいの弟子たちが一緒にいました。イエス様の周りにたくさんの弟子たちがすでに集まっていたのです。
しかし、このとき選ばれた12人は、まあ変わった人たちの寄せ集め集団としか思えない人たちばかりでした。しかも、ここには、あのイエス様を裏切った「イスカリオテのユダ」が含まれています。通常、誰かを選ぶという場合、優秀な人を選ぶ者です。しかし、この12人を見ると誰も選ばれたエリートはいません。
やがて、イエス様の弟子に加わってきた人たちを見ますと、夜にイエス様を訪ねてきたニコデモという人は宗教的エリートでした。また、ローマ帝国の軍人の百人隊長も、イエス様のそばに現れ、イエス様のことばに従う者となっていきました。イエス様は、彼の信仰を「このような立派な信仰はイスラエルの中にも見たことがない。」と言われました。イエス様は後から加わってきた優秀な人たちを見たときに「まずいなあ。12人選ぶのを早まったな。」と思われなかったのかなと思います。また、周囲の弟子たちの中にも「12使徒の入れ替え戦をやりましょう。」という他の弟子もいなかったかなと思います。
しかし、これらの人々が神に委ねられた後の教会の柱に、なるべくして選ばれた人たちでした。明日はどんな12人であったかを見ていきたいと思います。

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