あなたは休んでいますか?3

出演者
豊田信行
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき

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アップロード日
2023.05.24
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 3章16節
放送日
2023.05.24

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。ニューライフキリスト教会牧師の豊田信行です。今週は、聖書が約束する安息について学んでいます。
神様が安息日を守ることを命じられた時、あなたがたはいかなる仕事もしてはならないと言われました。なぜ、安息日にいかなる仕事もしてはならないのでしょうか。
エジプトの奴隷であったイスラエルの先祖たちは、自分たちのいのちの価値を生産性という物差しで計られてきました。一日どれだけのレンガを作ったのか、それが自分のいのちの価値でした。それ以上でもそれ以下でもありませんでした。奴隷とは鎖に繋がれている人のことではなく、生産性という物差しだけでいのちの価値を計られている人のことです。もし病気やケガで働けなくなると、いのちの価値は失われてしまいます。生きる価値なしとみなされたのです。
安息日に一切の仕事が禁じられた理由の一つは、生産性という物差しでは、計ることのできない自分のいのちの価値を見つめるためでした。聖書は、人のいのちの価値とは、その人が生産した物を生み出したものではなく、その人のためにささげられた愛の犠牲だと教えています。一人の人が誕生し成人するまでの期間、そして成人し死を迎えるまでの期間、どれだけ多くの時間と労力、経済、愛の犠牲が注がれるでしょうか。安息日とは、どれだけ多くの愛の犠牲が、私たちに注がれているのかを覚える日なのです。
聖書には、「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」と書いてあります。神様は実に、そのひとり子を与えるほどに、私たち一人ひとりを愛してくださいました。そして、今も愛してくださっています。神の愛にこそ、人のいのちの価値があります。
また、聖書にはこのようにも書いてあります。「私たちすべてのために、ご自分の御子さえも惜しむことなく死に渡された神が、どうして、御子とともにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがあるでしょうか。」神様は私たち、一人ひとりのためにご自分の御子さえも惜しむことなく死に渡されたのです。神様は、ご自分のひとり子イエスを惜しまないはずがありません。そのひとり子イエスを、私たちの罪を赦すために十字架の死に明け渡された神の心は、どれほど痛みを覚えられたことでしょうか。この痛み、この大きな愛の犠牲こそ、私たち一人ひとりの価値なのです。この神の愛を知っていただきたいと思います。

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