叱責されたしもべの特徴
- 出演者
- 関根弘興
- 制作
- PBA太平洋放送協会
- 再生時間
- 5min
- タグ
-
- 一歩踏み出したいとき
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- アップロード日
- 2023.05.04
- カテゴリ
- 人物・人生
- 聖書箇所
-
[新約聖書] マタイの福音書 25章
[新約聖書] ヨハネの福音書 3章16節
- 放送日
- 2023.05.04
「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興です。
今週はイエス・キリストがお話されたたとえ話からお互いの人生を考えています。
イエス様は、主人がしもべたちに5タラント、2タラント、1タラントを預けて旅に出かけたという話をしました。タラントとは当時の貨幣のことです。
5タラントと2タラントを預かったしもべは、忠実にそのタラントを用いていきました。しかし、1タラントを預かったしもべは、それを地面に埋めてそのままにしておきました。すると、主人は「悪いなまけ者のしもべだ。」と厳しく叱責したのです。彼は、なぜ叱責されたのでしょう。
彼は、1タラントを預かったのに、それを生かそうともせず、ただ地中に埋めて隠しておきました。そして、こう言ったのです。「ご主人さま。あなたは、蒔かない所から刈り取り、散らさない所から集めるひどい方だとわかっていました。 私はこわくなり、出て行って、あなたの1タラントを地の中に隠しておきました。さあどうぞ、これがあなたの物です。」 このしもべは、主人が横暴でひどい方なので、地の中に隠しておいたと言ったのです。「もし失敗して少しでもお金を減らしたら、どんなむごい仕打ちをうけるかわからない。」と恐れていたというのですね。
実は、この姿は暗に当時のユダヤの宗教指導者たちの姿を示しているのです。彼らは「神様は厳しく恐い方で、戒めを守ることができなければ、神様の怒りにあうぞ。」と教えていました。せっかく神様から預けられたものなのに、手をつけず、ただ自分が神様の罰を受けないように、宗教的な戒めを一つでも破ることがないようにということばかりに気を取られて、自分のためにだけに生きていたのです。しかし、イエス様はその姿を厳しく戒められました。
どうでしょう。あなたも同じように神様をそのように見ていることがありませんか。「神様はひどい方だ」「ちっとも私に良いことをしてくれない」「蒔かないところから刈り取れと言わんばかりの酷い要求をする神様だ」と。
でも、神様は本当に蒔かないところから刈り取るようなひどい方でしょうか。違います。ヨハネ3章16節には、「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」このように書かれています。
神様は、ご自分のひとり子なるイエス様さえ、私たちのために惜しまずに与えてくださる方です。神様から与えられたタラントを、あなたの存在そのものを大切にしながら歩んでいきましょう。
今週はイエス・キリストがお話されたたとえ話からお互いの人生を考えています。
イエス様は、主人がしもべたちに5タラント、2タラント、1タラントを預けて旅に出かけたという話をしました。タラントとは当時の貨幣のことです。
5タラントと2タラントを預かったしもべは、忠実にそのタラントを用いていきました。しかし、1タラントを預かったしもべは、それを地面に埋めてそのままにしておきました。すると、主人は「悪いなまけ者のしもべだ。」と厳しく叱責したのです。彼は、なぜ叱責されたのでしょう。
彼は、1タラントを預かったのに、それを生かそうともせず、ただ地中に埋めて隠しておきました。そして、こう言ったのです。「ご主人さま。あなたは、蒔かない所から刈り取り、散らさない所から集めるひどい方だとわかっていました。 私はこわくなり、出て行って、あなたの1タラントを地の中に隠しておきました。さあどうぞ、これがあなたの物です。」 このしもべは、主人が横暴でひどい方なので、地の中に隠しておいたと言ったのです。「もし失敗して少しでもお金を減らしたら、どんなむごい仕打ちをうけるかわからない。」と恐れていたというのですね。
実は、この姿は暗に当時のユダヤの宗教指導者たちの姿を示しているのです。彼らは「神様は厳しく恐い方で、戒めを守ることができなければ、神様の怒りにあうぞ。」と教えていました。せっかく神様から預けられたものなのに、手をつけず、ただ自分が神様の罰を受けないように、宗教的な戒めを一つでも破ることがないようにということばかりに気を取られて、自分のためにだけに生きていたのです。しかし、イエス様はその姿を厳しく戒められました。
どうでしょう。あなたも同じように神様をそのように見ていることがありませんか。「神様はひどい方だ」「ちっとも私に良いことをしてくれない」「蒔かないところから刈り取れと言わんばかりの酷い要求をする神様だ」と。
でも、神様は本当に蒔かないところから刈り取るようなひどい方でしょうか。違います。ヨハネ3章16節には、「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」このように書かれています。
神様は、ご自分のひとり子なるイエス様さえ、私たちのために惜しまずに与えてくださる方です。神様から与えられたタラントを、あなたの存在そのものを大切にしながら歩んでいきましょう。