主の死を見守った女性たち

出演者
岩井基雄
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき

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アップロード日
2023.04.21
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マルコの福音書 15章40、41節
放送日
2023.04.21

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「世の光」の時間です。お変わりありませんか。岩井基雄です。
聖書が記された時代に、人々から信用されにくい2種類の人々がいました。それは羊飼いたちと女性たちでした。キリストの誕生の時、その誕生の最初の礼拝者、報告者として羊飼いたちが登場します。またキリストが復活した時の、最初の証人が女性だったことが聖書に記されているのです。
 キリストが十字架にかけられた時も同様でした。男性の弟子たちが皆逃げてしまう中にあって、キリストを愛し従う女性たちは、遠くから眺めながらも、十字架を近くで見守る者たちもいたのです。多くはガリラヤからキリストに従ってきた女性たちで、エルサレムに来ていたのです。そしてイエス・キリストの死を見守りました。
 聖書はこう語ります。「女たちも遠くから見ていたが、その中には、マグダラのマリアと、小ヤコブとヨセの母マリアと、サロメがいた。イエスがガリラヤにおられたときに、イエスに従って仕えていた人たちであった。このほかにも、イエスと一緒にエルサレムに上って来た女たちがたくさんいた。」新約聖書マルコの福音書15章40~41節
 この女性たちは、犠牲をいとわずに、ガリラヤからイエスに従ってエルサレムまで来ていました。そして、壮絶な苦しみを味わわれた神の子イエス・キリストの十字架刑のすべてを見届けたのです。そこには、イエスの母マリアもいました。彼女は、すでにみ使いから、イエスの苦しみを聞いていたのですが、そのすべてを心にとどめ、受け止めていたのです。また、先にベタニアのマリアは、イエスのことばを受けとめ、死への備えとして、自分が持つ最高級のナルドの香油をキリストの頭に溢れるばかり注いだことを聖書は語っています。神様は女性たちを用いたのです。
また、キリストの遺体が、十字架から下ろされ、イスラエルの議員の一人だったアリマタヤのヨセフによって、新しい墓に収められた時、女性たちは、イエスの遺体がどこに収められるのかよく見ていました。ローマの兵士たちが監視を強める中にあって、女性たちは勇気を持って行動したことが聖書に証しされているのです。
そしてこの女性たちが、キリストの復活の最初の証人として用いられていったのです。神様はどのような人をも用いてくださるのです。

コメント

中野周治
ここに私がおります!私がまいります!どうか私を遣わせてください!

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