あなたにも聞こえますか|イースターSP

出演者
山本陽一郎
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき
  • イースター

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アップロード日
2023.04.11
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マルコの福音書 8章31~32節
[新約聖書] ヨハネの福音書 20章15節
放送日
2023.04.11

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか、山本陽一郎です。
約2000年前のエルサレム。墓の前で女性が泣き続けていました。彼女はマグダラのマリア。愛し従ってきたイエス様は金曜日に十字架で殺されたばかりです。
ところが今朝、イエス様が葬られた墓へ来てみると、入口を塞いでいた石がどかされていて、遺体がありません。いったいどこの誰が持ち去ったのか。マリアの心はショックと悲しみでいっぱいでした。でもその時、イエス・キリストの復活はすでに起こっていたのです。
まだ十字架にかかる前、イエス様はご自分がよみがえることを弟子たちに話していました。マルコの福音書8章31~32節には、「それからイエスは、人の子は多くの苦しみを受け、……捨てられ、殺され、三日後によみがえらなければならないと、弟子たちに教え始められた。イエスはこのことをはっきりと話された。」と書かれています。それでも、人は現実に押し潰されそうなとき、しばしば大切なことを見失ってしまうのです。このときのマリアも、肝心なときに復活を信じることができませんでした。
けれども、イエス・キリストというお方は、そういう弱い私たちに声をかけてくださるのです。悲しみで心がさえぎられている者に、イエス様のほうから近づいてくださるのです。マリアにイエス様は言われました。「なぜ泣いているのですか。だれを捜しているのですか。」ヨハネの福音書20章15節
ところが、マリアはまだ気づきません。イエス様は生きていて、自分の前におられるのに。イエス様は言いました。「マリア」個人的に名前を呼んでくれる声を聞いた時、初めてマリアはわかったのです。そこに立っているのが、イエス様だと。生きているイエス様だと。
「先生」悲しみで曇って希望が見えなくなったマリアの目を、溢れ出る涙が洗い流しました。イエス様が死を打ち破って復活してくださった。その喜びが、希望が、そして愛が、マリアを生き返らせました。
私たちが気づく前から、イエス様はそこに立っておられます。絶望で終わらない希望を与える復活のイエス様が、今日も私たちと生きてくださるのです。このお方の呼びかけが、あなたにも聞こえますか。

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