正しい人と悪しき人

出演者
福井誠
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2023.03.06
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 箴言 11章8節
放送日
2023.03.06

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。「継続は力なり」日々、聖書を手に取り、心の糧とするなら自然に養われてくるものがあるものです。
今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は「正しい人と悪しき人」と題してメッセージをいたします。
箴言11章8節「正しい人は苦しみから救い出され、彼に代わって悪しき者がそれに陥る」
箴言の11章もヘブル語の詩文に特徴的な二行詩です。しかも一行目と二行目が、対比された言い方になっていて、人間には2種類の生き方があることを教えようとしています。
たとえば、今日読んだ8節では、「正しい人は苦しみから救い出され、彼に代わって悪しき者がそれに陥る」とあり、正しい人と悪しき者、それぞれの運命が対比されています。
このほか、どんなことが描かれているのか、少し拾い読みしてみましょう。
「どんなに富を増し加えても、ごまかしによって得た財産は、神の御怒りによって滅ぼされるが、汗水たらして誠実に働く人の歩みは躓きがない。」とあります。これは、ほぼ繰り返しです。
しかし、こうもあります。「神を覚えて歩む正しい人は、身近な人々によい影響を与え、町を栄えさせる、しかし、神を恐れない悪い人々によって、町の道徳は腐敗し衰えていく」とあります。正しい人、悪しき者の存在は、具体的に、その人の人生の行く末のみならず、その人が住んでいる地域や町に、今、影響を与えていると言うわけです。
さらに大切なのは、正しい人、悪しき者では、日々の心の内面のあり様も異なるということです。たとえば、「誠実に生きれば結果がどうであれ、気持ちはすっきりしているが、思いやりのない生き方をしていれば、心が荒むだけだ」また、「正しいことをして得た報酬には満足が伴うが、悪いことをしてお金を手にしても平安はない」と言います。
大切なのは、人間の幸せや満足、一日の充実感というものは、物がある無しによらず、その人の人生の姿勢、在り様によるものなのだというわけです。賢い人生の選択をしたいところです。では、今日もよき一日となるように祈ります。

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