妻サラの墓地を所有したアブラハム

出演者
羽鳥頼和
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2023.02.22
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 創世記 23章
放送日
2023.02.22

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「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
今週は、旧約聖書のアブラハムの生涯についてお話しています。今日は、アブラハムの最愛の妻サラが亡くなり、彼が墓地を所有することになったいきさつと彼の信仰についてお話します。
アブラハムたちは、カナンの地に住んでいました。そこにはカナン人などがすでに住んでいました。アブラハムたちは、カナンの地では寄留者だったのです。
以前ペリシテ人の地にいたときにも、寄留者であったアブラハムは、ペリシテ人の信頼を得て、住む土地を手に入れていました。
さて、127歳になっていたサラは、カナンの地のヘブロンで亡くなりました。アブラハムは嘆き悲しみました。そして、この地に住んでいたヒッタイト人に、妻のために私有の墓地を譲ってほしいと願いました。ヒッタイト人たちは、快く彼の願いを聞き入れてくれました。
そこで、アブラハムは、ヒッタイトのエフロンが所有するマクペラの洞穴を十分な金額で譲ってほしいと願いました。ところが、地主であったエフロンは、アブラハムに「無償で差し上げます」と言いました。しかし、アブラハムは、その申し出を丁寧に断り、銀400シェケルでこの土地を買ったのでした。
こうして、アブラハムは妻のサラをそこに葬りました。以前から、アブラハムはヒッタイト人たちと敵対するのではなく、時間をかけてでも友好関係、信頼関係を築きました。それは、神がアブラハムに「地のすべての部族は、あなたによって祝福される。」「わたしがあなたを多くの国民の父とするからである。」と語った約束のみことばを覚えていたからにちがいありません。
聖書は、アブラハムを「信仰の父」と呼んでいます。神は彼によって祝福を与えると約束されました。その祝福は、すべて信じる者を救うキリストの十字架によって実現しました。アブラハムがひとり子イサクをささげた山で、神のひとり子であるキリストは十字架にかかってすべての人の罪を負って死なれたのです。
神はそのキリストをよみがえらされました。こうして、すべての人に救いの道が示されているのです。

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