愛されている

出演者
山本陽一郎
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 眠れないとき
  • 元気をもらいたいとき

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アップロード日
2023.02.10
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ローマ人への手紙 5章8節
放送日
2023.02.10

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか、山本陽一郎です。
ある国の教会に、長いこと心配症の神父がいたそうです。まわりの人は、彼が変われるようにいろいろなアドバイスをし、彼自身も努力しましたが、なかなか変われませんでした。しまいには無気力になり、何もできなくなってしまいました。
ところがある日、親友が何気なくこう言ったのです。「君が変わっても変わらなくても、どっちでもよい。私は君が好きだ。君が好きなんだよ」「君が好きだ」ということばで、神父は元気を取り戻しました。そして、不思議なことに、それから神父は変わったのです。
自分で変わろうとしても、また自分を好きになろうとしても、どうしようもない現実があるかもしれません。私自身、牧師になった今でも、そんなに気持ちよく「自分が好きです」とは言えません。でも、誰かが自分の存在を肯定してくれたら、人は生きられるのです。愛されているということを信じる時、人は自分自身を受けとめていくことができるようになります。そして、立ち上がり、変わり始めるのです。
聖書には、「あなたは自分を好きになりなさい」とは書いてありません。そうではなく、「あなたはこんなにも神から愛されている」ということが書かれているのです。そうです。こんな私であるにもかかわらずです。
だから、「どうせ自分は…」と投げやりになったり、「自分は変わらなければ…」と自らを追いつめてしまったりするのではなく、どうか、あなたを愛してくださるイエス・キリストを見上げてください。私たちを罪から救うために、十字架の上でいのちを捨ててくださったほど、私たちを愛してくださるキリストを。
聖書のことば、ローマ人への手紙5章8節「しかし、私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死なれたことによって、神は私たちに対するご自分の愛を明らかにしておられます。」
そう、あなたはこんなにも神様から愛されているのです。大切なのは、この愛から始めることです。そして、いつでも、どこからでも、この愛に帰ることです。

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