すばらしい真珠のたとえ

出演者
関根弘興
制作
PBAたいへいよう
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 死や命について考えているとき

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アップロード日
2023.01.14
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マタイの福音書 13章45、46節
[新約聖書] マタイの福音書 7章7、8節
放送日
2023.01.14

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「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興です。
イエス様は、こんなたとえ話をされました。「天の御国はまた、良い真珠を探している商人のようなものです。高価な真珠を一つ見つけた商人は、行って、持っていた物すべてを売り払い、それを買います。」
これは面白いたとえですね。何を表しているのかと言いますと、「天の御国」が自分の持っているすべてを支払っても惜しくないほど、大きな価値がある宝物だということを教えているわけですね。この商人は、良い宝石を見つけるために各地を旅して、今まで見たこともない高価な真珠を探し当てたのです。すると彼はどうしたでしょう。彼は、持ち物を全部売り払って、その真珠を買い取ったというのです。
イエス・キリストが話されたたとえ話を解釈するときに、特に注意していただきたいことがあります。それは、たとえ話を解釈する場合には、細かいところまで一つ一つの意味を探ろうとしてはいけないということです。
たとえば、「この商人が自分の財産で真珠を買えたということは、自分の力で救いを得ることが出来ることなのだ」と解釈したら、実は間違いなのですね。また、「持ち物を全部売り払わなければ天の御国の一員になれないのだ」と解釈することも間違いなのです。
昨日、お話した畑に隠された宝を見つけた農夫のたとえも、素晴らしい値打ちの真珠を見つけた商人のたとえも、この2つのたとえには違うところがあります。農夫の場合は、普通の生活をしている時に偶然宝に出会ったわけですが、商人の場合は、自分から宝を探し求めていました。そこが、違いがあるところです。
イエス・キリストは、こう言われました。「求めなさい。そうすれば与えられます。探しなさい。そうすれば見出します。たたきなさい。そうすれば開かれます。だれでも、求める者は受け、探す者は見出し、たたく者には開かれます。」イエス様は、救いを求める者に豊かに与えてくださるお方だというわけですね。
さて、農夫も商人も宝を手に入れました。イエス様がもたらしてくださった宝、天の御国とは一体何でしょう。それは、主イエス・キリストがいつもともにいてくださり、あなたの罪を赦し、愛し、導き、尽きることのないいのちで満たし続けてくださるという素晴らしい福音です。私たちがこの地上で持っているものは、いつかは失われていきます。しかし、決して失われることのない宝があります。それが天の御国の福音なのです。

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