届けられた良き知らせ

出演者
大嶋重徳
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき
  • クリスマス

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アップロード日
2022.12.22
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの黙示録 21章4節
放送日
2022.12.22

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クリスマスおめでとうございます。大嶋重徳です。
昨日はクリスマスに神の子として来てくださったキリストが、再びこの地上に来て、もう一度あるクリスマスの喜びについてお話しました。そのイエス様がお越しになる時に、最初に成してくださることは、「神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死もなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもない。以前のものが過ぎ去ったからである。」と聖書に書かれています。神様自らの手で私たちの流してきた人生の涙をことごとくぬぐい取ってくださるのです。
私たちの涙をぬぐい取ってくださる神は、涙を知らない神ではありません。イエス様の愛されたラザロの死の際には、イエス様の目から涙がとめどなく流れました。涙を知っておられる神は、私たちに泣いて良いと言ってくださいます。「しっかりと泣きなさい。私がいくらでもあなたの目の涙をぬぐうから。寂しい、悲しいと、泣いて良い。」と言われるのです。
大切な家族を天に送った方がおられるでしょう。目覚めたら、いつも隣にいてくれたあの場所にあの人がいない。寂しさが私たちの人生に襲います。しかし、クリスマスにイエス様は泣いて良いと言われるのです。泣いた分だけイエス様がその涙をぬぐっていってくださる。「私の胸で泣きなさい」とともにいてくださる神が私たちを泣かせてくださるのです。
クリスマスは、イエス様を待ち焦がれる時を過ごします。そのとき、クリスマスは人生を終わりから見る機会を与えてくれます。人生を最後から見るのです。その時、私たちは今、自分に必要なことは何か?何を選び、何を選ばないかが問われます。死を前にし、いかに生きるべきなのかを祈り求める時となります。涙をぬぐってくださるキリストが最後に出迎えてくださるからこそ、私たちは、今日もイエス・キリストを信じ信頼したいと思います。
私たちの罪の為に十字架にかかられた神の愛を受け取り直すのです。その愛を受け取る時、何度も失敗する私たちの信仰の弱さも過ちもそれらを最後には整えてくださる神の大いなる御手を信じることができる。そして、やがてすべての涙を神にぬぐっていただく日まで大胆に泣き、大胆に喜んでいきたいと思います。私たちには、一切の労苦が報われ、豊かな慰めの待つ天国があるのですから、そこを静かに仰ぎ望みつつこの世の旅路を一歩、一歩丁寧に踏みしめて、クリスマスをともに過ごしていきたいと思います。

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