その家の門に近づくな

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2022.11.04
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 箴言 5章8、9節
放送日
2022.11.04

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。「継続は力なり」日々聖書を手に取り、心の糧とするなら自然に養われてくるものがあるものです。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は、箴言5:8~9「その家の門に近づくな」と題してメッセージをいたします。

「あなたの道をこの女から遠ざけ、その家の戸口に近づくな。そうでないと、あなたは自分の誉れを他人に渡し、あなたの年月を残忍な者に渡すことになる。」

箴言5章は、著者が自分の子どもに、女性関係に気をつけろと率直な警告を与えているところです。女性も色々、しっかり者で誠実な女性もいれば、そうでない者もいます。そして、道義に背いた感覚をもった女性との関係が、どれだけ人生を台無しにしてしまうものか。結果を刈り取ってからでは遅いと著者は言うのです。関わってはいけない関係を持つなら、尊厳を失い、財を失う。さらに健康を損ね、何よりも面目を失うと。
「姦淫」今日的な言い方をすれば不倫と言うべきでしょうか。それは、密かな甘い楽しみから始まっても、終には砂を噛む苦い経験になると言います。確かに、心と体は繋がっているものなので、それは肉体の火遊びに終わらず、やがてお互いに傷つけあい、もつれ合う泥沼の関係に陥っていくものです。つまり、それは、道徳的によくないと言うよりも、後先をよくよく考えるなら、止めておくべきことだと言うわけです。そして、むしろダメダメというよりも、自分の今の妻と人生を楽しめと言います。
ここから学ぶ大切なことは、単純に不倫はやめておけということのみならず、人に知恵があるというのは、物事の先を見通し、最悪の結果を予測し、そのような事態に陥らないように生きるということでしょう。物事は知っているが、知っているとおりに歩めなかったというのは、知恵者ではありません。知恵者は、頭が良いだけではなくて、考えたとおりのことを、身をもって示す力のある人のことを言うのです。知恵が身につくのに努力がいるというのは、そういうことです。知恵ある生き方も努力の賜物です。

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