「世の光」の時間です。今日、番組を担当します私は、広島市中区西白島町にあります日本アライアンス教団広島アライアンス教会の牧師の今福光郎と申します。この放送を聴いておられる皆さんとともに聖書のことばを味わいたいと願っています。
聖書のことば。それは目で見ることができることばです。神様の真理のことばは目に見えるのです。どこで見えるのかと言いますとイエス・キリストにおいてです。ペテロを始め、弟子たちはキリストを見、そのことばを聴きました。彼らにとってキリストは具体的に目にすることができる生きたみことばでした。今やそのキリストは聖書のことばにおいて私たちに出会ってくださいます。
そのペトロの手紙第一1:8のことばを新共同訳聖書でお読みします。「あなたがたは、キリストを見たことがないのに愛し、今見なくても信じており、言葉では言い尽くせないすばらしい喜びに満ちあふれています。」
キリストを見たことがないと書いてあります。けれども、キリストを愛しているといいます。私たちもキリストをまだ見てはいません。しかし、信仰とは聖書に記されているキリスト、まだ見てはいないキリストを愛することです。それも自分の人生の主人として愛することです。
キリストはかつて目に見える形でこの世におられました。私たちと同じひとりの人として生き、貧しい者、病める者、虐げられた者とともに生き、苦しみを分かち合い、最後は 私たちの罪が赦されるために十字架の上で死んでくださいました。
しかし、それで終わりではありませんでした。およみがえりになりました。償いの死の後、復活されました。私たちが新しいいのちに生きることができるようにしてくださいました。その方を見たことが無くても、信仰の目をもって見、信仰の耳を持って、そのことばを聞いて愛して喜ぶ。それが信仰に生きる者の幸いです。
イエス・キリスト。この方によって鮮やかに示されました神様の真理を聖書から聞き続けて参りたいと願います。そして、あなたも神様のことばを聴くために教会へいらっしゃいませんか。