苦難の中での喜び

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき

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アップロード日
2022.10.17
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 119篇145、146節
放送日
2022.10.17

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「世の光」の時間です。お元気ですか。岩井基雄です。今日は詩篇119篇のことばから、苦難の中の喜びに心を留めてみましょう。
私たちは、苦難や貧しさを恐れます。それさえなければ幸せになると考えるのです。しかし、聖書は私たちを不思議な幸せに招きます。それは、どんな苦悩や貧しさがあろうとも、喜びを与える幸せ、状況に左右されない幸せです。
「幸せ」には2種類あると言われます。それは「物質的な幸せ」と「関係的な幸せ」です。物質的に豊かでも関係の冷え込んだ家庭と、貧しくても人間関係が豊かな家庭を考えると、どちらが本当に幸せで平和なのか考えさせられますね。
今日の詩篇をお読みします。「苦難と窮乏が私に襲いかかっています。しかし あなたの仰せは私の喜びです。あなたのさとしは 永遠に義です。私に悟らせ 私を生かしてください。」(旧約聖書 詩篇119:143~144)
この詩篇の作者は、「苦難と窮乏」すなわち、どうしようもない苦悩や貧しさに悩まされています。それらが襲いかかっているという表現の中に、苦難の深さが表されています。
しかし、その中でこそ、この作者は神様に信頼し、神様への祈りをささげます。すなわち、彼は神様に信頼する「関係的な幸せ」、状況に左右されない幸せを知り、自分の心を注ぎだしているのです。そして、その中で神様の仰せ、すなわち神様のことばこそ私の喜びであり、私を生かすものだと告白します。
それはどんな苦難や窮乏の中にあっても、真の知恵である神様のことばによってこそ、私は生きることができ、神様のことばこそ、永遠に正しいものだと確信していたからです。
どんな苦難や貧しさがあろうとも、神様からの祝福を受け取り、神様のことばに生かされる人は、その窮乏の中でも喜びと平安を受け取ることができるのです。
彼は続けてこううたっています。「私は心を尽くして呼び求めます。主よ 私に答えてください。私はあなたのおきてを守ります。私はあなたを呼び求めます。私をお救いください。私はあなたのさとしを守ります。」(詩篇119:145~146)
私たちも神様の恵みのことばに生かされ続け、本当の幸いを与えられて歩みたいですね。

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