「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。山本陽一郎です。
夏に友人のカップルが結婚しました。交際期間、プロポーズを経て結婚に導かれた二人。幸せな結婚生活を送ってほしいなあと願っています。
ところで、どんなきっかけで出会うとしても、相手についてある程度よく知って人格的な交わりを深めてから、結婚へと進む方が多いと思います。イエス・キリストを信じるということは、それと似ているかもしれません。信じるためには、まずは、よく知ることが大切です。「教会ってこういうところか」「イエス・キリストってこういう方なのだな」と、知っていただきたいと思います。ちなみに、ごく普通のキリスト教会は一度中に入ったら信じると言うまで帰らせてくれないとか、そういうことはまずありません。初めての方でもどうぞ安心してお出かけください。番組でも教会を紹介していますので、ご連絡ください。
ただ、矛盾するように聞こえるかもしれませんが、「知るために信じる」という面があるのもまた本当のことです。これも結婚にたとえると、この人と生きていくと決めて、実際に一緒に生活を始めるわけですね。共に生きることを通して、相手のことを深く知り、その喜びを体験していくのです。
もし、キリストについて100%わかるまでは信じられないと考えると、多分いつまで経ってもその日は来ないでしょう。それよりも、心を開いてイエスさまを信じる決心をし、人格的に関わっていくことを通して、私たちはこのお方をもっとよく知っていくことができるのです。
先日、聖書を一緒に学んでいる方が、「先生。私、イエス様を信じるって、信頼するっていうことなんだなって思ったんです。頭で分かるだけじゃなくて、心を開くことなんだなって」と嬉しそうに話してくださいました。
自分はまだ分かっていないから信じられないとずっと悩んでいたその方が、「知るために信じる」というドアを開けた時でした。イエス様に対して、自分の心を開いたのです。イエス様と生きるということには、そういう喜びがあります。この喜びをあなたにも知っていただきたい。そう願っています。
ヨハネの福音書1章39節
「イエスは彼らに言われた『来なさい。そうすればわかります』」