ルカの福音書-111 触れてくださる

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 病気のとき
  • 眠れないとき

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アップロード日
2022.08.19
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 5章
放送日
2022.08.19

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。鳩ヶ谷福音自由教会牧師の大嶋重徳です。
ルカ福音書5章には、取税人レビを弟子に加えられた時の、イエス様のことばが記されています。「医者を必要とするのは、健康な人ではなく病人です。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためです。(新改訳2017)」イエス様は魂の医者としてこの世に来られました。医者は診断する時に、触って診断します。
以前、私の足の裏に大きなしこりが出来たことがありました。もう歩くだけで痛くなっている。ある病院の皮膚科に行くと、触ることもなく、見るだけで「はいはい。じゃあ、この薬を飲んで」と言われました。言うことを聞いて薬を飲みましたが、一向によくなりませんでした。ずっと痛い。そこで他の皮膚科に行きました。すると、そのお医者さんは、私の足の裏を丁寧に触って、「ああ、痛かったでしょう。よく頑張りましたね。」と言ってくれたのです。そのことばを聞きながら、泣きそうになりました。「ああ先生、分かってくれますか。本当に私、痛かったのです。」そして、すぐに手術をしてくださって、そのしこりを取り除いてくださいました。
イエス様は、私たちの病んでいるところを触れていくださる魂の医者です。この姿を見て裁いていたパリサイ人たちは、取税人、罪人たちと距離をとっていました。裁いていたのです。しかし、分離をし、距離をとっていては神の愛は伝わらない。医者は触って初めてその病気の原因がわかるのだ。「パリサイ人たち、あなたは神のことば、魂を治すことばを持っているのだろう。どうして彼らの中に入って、福音を語らないのか。触れ合って、時間を過ごして初めて、神のことばは人に癒しをもたらすのだ。あなたがたのその距離のとり方は何のためだ。」とイエス様は言われたのです。
イエス様はレビの準備した宴会を受け入れてくださいました。ごちそうが並んで、高価なぶどう酒が並びました。イエス様はレビが用意したぶどう酒を「飲んではいけない」とは言われませんでした。一緒にそのぶどう酒を飲み、大いに食べられたのです。自分をじっと見ている、裁いている律法学者、パリサイ人の目線など気にもなさらずに、ご飯を彼らと一緒に食べられました。
今日も魂の医者のイエス様は、私たちの魂の病んでいるところに触れてくださいます。どんなに汚れていても、触ってくださる。そして、私たちがイエス様のために、この宴会に来る誰かのために、準備した食事を「美味しいね」と一緒に食べてくださるのです。

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