ルカの福音書-107 取税人レビ

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 人を許すことが出来ないとき

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アップロード日
2022.08.15
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 5章
放送日
2022.08.15

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。鳩ヶ谷福音自由教会牧師の大嶋重徳です。
ルカ福音書を順番に読んでいます。ルカ5章には、「私についてきなさい」とイエス様に言われた取税人レビが出てきます。このイエス様の招きに応えて、レビはすべてを捨ててイエス様に従います。
取税人という職業は、当時、非常に嫌われ差別されていました。なぜなら、自分たちの国のユダヤに侵略してきたローマ帝国の手先になり、税金を集める仕事であったからです。裏切り者の罪人だと考えられていました。そんなレビにイエス様が「わたしについてきなさい」と言われ、弟子として選ばれたのです。
レビはあまりにも嬉しかったのでしょう。自宅にイエス様を招き、盛大な宴会を開きました。その他の多くの招待客の中にパリサイ人と律法学者もいました。彼らは当時の宗教指導者、リーダーたちです。レビは自分を差別してきた宗教指導者にも宴会に招いて、認めてもらいたかったのでしょうか。
しかし、彼らはこのレビとイエス様の食事の光景を見て、イエス様に言います。「なぜ、あなたがたは、取税人や罪人どもといっしょに飲み食いするのですか。」「あなたがたはどういうつもりで、やっているのか。」
パリサイということばは「分離」という意味があります。彼らは聖書の教えに従うならば、つきあっちゃいけない人たちがいると思っていました。罪深い人たちとは分離し、距離を取ることこそが信仰なのだと考えていたのです。しかし、イエス様はおっしゃいました。「医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。 わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招いて、悔い改めさせるために来たのです。」
今朝、私たちもそうです。真面目に生きていきたいと思います。しかし、実際はどうしても自分の中の聖く生きられない生活を認めざるを得なくなっていきます。その時に、「あの人たちよりもましだ」と思える不真面目な人たちを見つけようとします。そして、その人を非難し、自分の生き方を肯定しようとしていくようになることがあるかもしれません。しかし、イエス様はそのように真面目に生きることのできない私たちのために、「わたしは来たのだ」とおっしゃったのです。
このイエス様に今週、出会っていきたいと思います。今週はこの取税人レビを弟子に加えられるイエス様の大きな愛について、ご一緒に学んでいきましょう。

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