ルカの福音書-104 四つの友情

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 元気をもらいたいとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2022.07.14
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 5章
放送日
2022.07.14

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。鳩ヶ谷福音自由教会牧師の大嶋重徳です。
ルカ福音書を順番に読んでいます。5章にあるイエス様のガリラヤ伝道の様子を見てきています。脳梗塞になってしまった友人のために、友人たちは人の家の天井を破り、釣り下された病気の人にイエス様は「友よ」と声をかけてくださいました。
この場所には4つの友情がありました。一つは、中風の男を連れてきた彼らの友情です。「どんなことをしても!」自分の友達を必死に思う友情がこの場所に友達を吊り下げたのです。力を入れて、一気に落ちたりしないように支える友情もありました。
二つ目は、連れてきた4人の男たちとイエス様の友情です。この屋根を突き破るという信仰は、イエス様が何より望まれる行為だったのです。彼らの信仰を見て「わかってくれてるなぁ」と友情を感じられました。
三つ目は、病人とイエス様との友情です。自分で立ち上がることも歩くこともできない生活。自分で礼拝に出かけることもできない深い苦しみ、嘆きが彼にはあったでしょう。自分のことを「イエス様のところに連れて行くぞ」と友達に言われたときも、自分なんかのために時間を取ってもらうのは迷惑なんじゃないかと一度は拒んだかもしれません。まさか、天井をはがし始めた時には「やめてくれ!」と思ったでしょう。誰よりも下ろされていく本人が一番ドキドキしていたでしょう。しかし、イエス様からの「友よ」ということばを聞いた時に、「あぁ、来れて良かった」と思えたのです。
四つ目の友情はなんでしょうか。この部屋にいる人々との友情です。自分たちの前に割り込んで入ってきた彼らの姿を受け入れるイエス様を見て、不平をいって邪魔しようとするものは誰もいませんでした。誰もが分かっていたのです。「あぁ、イエス様のもとへ必死に行こうとしている。自分と同じだ。」と。そこを喜んでくれる人々との友情がこの部屋に溢れていました。「友よ」というイエス様のことばが聞こえたとき、全員があたたかい思いに包まれたでしょう。イエス様のまわりには、いくつもの友情が広がって行きます。イエス様から友情をもっていてくださるからです。周りもまた、その友情に巻き込まれていくのです。
このように、世界に友情が広がっていくのであれば、どれだけ世界に平和が訪れることかと思います。あなたも、また今日あなたを「友」と呼んでくださるイエス様の友情に巻き込まれていきませんか。

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