ルカの福音書-103「友よ」

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2022.07.13
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 5章
放送日
2022.07.13

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
ルカ福音書を順番に読んでいます。5章に出てくるイエス様のガリラヤ伝道の様子を読み進めています。脳梗塞になってしまった友人のために、人の家の天井を破り、友達を釣り下ろそうとした4人の友人の行動をイエス様は「信仰だ」と呼んでくださいました。イエス様を信じるとは、狭くて硬くて偏狭な生き方になるのでありません。むしろ、神を信じる無限の可能性の世界を生きるのです。
隔たりのない屋根も壁もない世界。「信仰をもつ」とは、人間の常識、考え方、あきらめに閉ざされて動けなくなったりはしません。あきらめのただ中に座りこんで、「もうこれでいい」とは言わないんです。そんな諦めの方向にイエス様はおられません。
この4人の男は「イエス様以外に自分の友達を救ってくれる人はいない。何が何でも自分の友達を救ってほしい!」心から友人を思うこの思いで、キリストに向かったんです。そこに常識も屋根もありませんでした。
この信仰の一点突破で道が開けたんです。屋根をぶち上げた向こう側でイエス様が待っていてくれました。がむしゃらにキリスト一筋に向かっていくものは必ずイエス・キリストと出会います。不可能を可能と信じて突き抜けていく。逆に、本当に突き抜けてみたところで、そこでイエス様がおられないとわかったら、その時は「違ったんだ」と心から受け止めることができる。「すいません。無茶をしてしまいました。」と許してもらえるまで謝ればいいんです。しかし、今日この壁の向こう側にイエス・キリストがおられると確かに知っている。しかし、踏み出せないのであれば今日こそ、あなたの屋根を破っていただきたいと思います。
イエス様はこの4人と病人に向かって「友よ」と声をかけてくださいました。彼らはイエス様から「友よ」と言ってもらえるなど思ってもいなかったでしょう。しかし、そこでイエス様はその思い込みを打ち破られます。イエスさまに、会いたくて、進み出てくる私たちにイエス様は今日も「友よ」と言ってくださるのです。
イエス様には「この人と知り合いになりたい。できたら友達になりたい。」と思わせる魅力があふれています。しかし、驚くことにイエス様のほうから「友よ」と呼んでくださる。そして、私たちも「俺、あの人と友達なんだよね」ということができるのです。このイエス様のもとに今日、勇気を持って進み出てみませんか。キリストはあなたの友となってくださいます。

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