ルカの福音書-102 常識を突き破る

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2022.07.12
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 5章
放送日
2022.07.12

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
ルカ福音書を順番に読んでいます。今週は5章です。イエス様のガリラヤ伝道の様子が描かれています。イエス様の説教中に一人の病人が天井の屋根を突き破ってイエス様の目の前に吊り下ろされてきました。
それを助けた友達4人の行動をイエス様は「信仰だ」と言ってくださったのです。この4人の友達は病気を治すイエス様のうわさを聞いて心が動きました。仲がよかった友人だったでしょう。いっしょにおしゃべりをし、遊んでいた友が突然、脳梗塞、脳出血になる。うまく話せなくなった友達の不自由な生活を我が事のように思い悩んだのです。自分にできることは何でもやってあげたいと思った。
そして、いっぱいになっている家に入れない状況を見て、「天井から吊り下ろそう」と誰かが言ったのです。常識ではやらない行動です。家の持ち主にも必ず怒られるでしょう。何より、イエス様に怒られるかもしれない。4人の一致もないといけません。ここには、人間の思い込みを突き破る信仰がありました。常識的な考え、天井を突き破るほどの友達への愛があったのです。そして、この光景を何よりもイエス様が喜ばれました。
私たちは「やろうと思ったらできる」と言いながらやらないことがあります。常識や人の目、自分の経験値が目の前に立ちはだかっています。しかし、この4人の友達は常識を破りました。人の家の屋根を破り、先にいっぱい来ている人々の順番を追い越し、1番前にのさばりでる。通常の常識で考えると、重病人を外に置いたままイエス様の話が終わるのをひたすらに待つ。いや、脳梗塞の友達の様子を見ると、日差しの強いイスラエルの外に何時間も置いておくわけにはいかない。あきらめて帰ろうとなったでしょう。
私たちは、あきらめやすいものだと思います。やろうと思ったらできると言いながら少しやってみて、精一杯やったんだからとあきらめる。あと少し先に、すばらしいものがそこにある。キリストがこの壁を一枚破ったらそこにおられるのがわかる。やればいいのにやめてしまうのです。
しかし、イエス様は信じる信仰とはそう簡単にあきらめないことだと思っておられた。信仰とはあきらめない力です。今日、私たちはあきらめない力をイエス様からいただきましょう。あなたが突き破ってくるのを待っておられる、イエス様がおられるのです。

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