人生は出会いで決まる

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 一歩踏み出したいとき

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アップロード日
2022.07.05
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 1章35~42節
放送日
2022.07.05

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。
「人生は出会いで決まる」とよく言われています。なぜなら、人生の出会いを私たちは自分で選ぶことはできないからです。私も生まれて気がついたら職人の父と失明した母がいて、すでに上に2人の兄と1人の姉がいました。そのような選ぶことのできない家族との出会いのなかで私という人格が、また、その人生が決められてきたのです。
ヨハネの福音書の1章35~42節からお話ししましょう。さて、洗礼者ヨハネは2人の弟子たちと一緒に立っていましたが、そこにイエスが歩いておられるのが目に留まりました。
2人の弟子に向かって、ヨハネははっきりと言いました。「見なさい。あの方は神の小羊です。」2人はイエス様についていきました。
すると、イエス様は振り向き、2人がついてくるのを見て言われました。
「何か願いがあるのか」
「先生、どこにお泊まりでしょうか。」
「来てごらんなさい。そうしたら、わかるでしょう」
そこで、2人はついて行ってイエス様の泊まっておられるところを見ました。そして、その日、イエス様のところに泊まったのです。一晩だけのイエス様との出会いでしたが、ヨハネの2人の弟子たちにとっては素晴らしいときだったと思います。この2人の弟子の1人はシモン・ペテロの兄弟アンデレでした。シモン・ペテロとアンデレはガリラヤ湖畔の漁師でした。
さて、次の日です。アンデレは、まず自分の兄弟シモンと出会いまして、興奮しながら言いました。「シモン兄さん。昨日、私はメシア(キリスト)に出会いました。」アンデレは兄弟シモンをイエス様の下に連れていきました。イエス様はシモンを一目見て、あだ名をつけたのです。「あなたはヨハネの息子シモンですね。あなたを今日からケパ(訳せばペテロ)と呼びましょう。」
私が高校2年生の秋です。高校生だけの聖書クラブに初めて参加したとき、集会が終わってM君という学生が私のところに来て言いました。「板倉さん。今度の日曜日、僕の行っている教会に来ませんか」そこで私は救い主イエス・キリストと出会うことができました。選ぶ人生から選ばれる人生のスタートだったのです。

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