「こころ」のサプリメント

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 人を許すことが出来ないとき

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アップロード日
2022.06.30
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] エレミヤ書 29章11節
放送日
2022.06.30

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「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興です。
だれでも生まれた時から持っているもの。それはほほえみです。
でも、人生には、ほほえみを消し去ってしまうという悲しい出来事が起こるのも現実です。
旧約聖書の中に、エレミヤという神様からのことばを預かって人々に語る預言者がいました。彼が生きていた時代は、自分の国が滅ぼされてしまうという悲劇的な時代でした。多くの人が敵国に捕虜として連れて行かれてしまい、笑顔なんてまったく消えてしまう状況でした。しかし、そんな絶望的な状況の中でエレミヤは神様から告げられたことばを手紙に書き記しました。それは、驚くべき内容でした。
まず、第一に「捕らえ移されたその土地で落ち着き、普通の生活をして長期滞在に備えなさい」と記したのです。それどころか、エレミヤはなんと「捕えられた町の繁栄を祈りなさい」とも書き記しました。
エレミヤは、捕えられた同胞に向かって、「バビロニアを憎め、呪え」と記したのでなく、「その町の繁栄を祈れ」と書いたのです。あなたなら、どうしますか。「そんな手紙は破り捨ててしまえ」と怒鳴り散らすかも知れませんね。でも、エレミヤは「あなたがたの平安は、その町の平安と密接に関係しているんだよ」と記しているのです。
エレミヤ書29章11節にはこう記されています。
「わたし自身、あなたがたのために立てている計画をよく知っている──主のことば──。それはわざわいではなく平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」
絶望の中にいる人たちに、エレミヤは「問題の解決はすぐには来ません。」正直に告げました。しかし、「絶望とつぶやきの中を生きるのではなく、その町の繁栄を祈れ。それは、あなたの平安に結びついているんだよ。」と記したわけです。
きっとエレミヤの手紙を読んだ人たちは、「エレミヤは何を言っているんだ」と眉をひそめ、とんでもないという態度を取った人もいたでしょう。
しかし、神様の約束は平安を与える計画であり、将来と希望を与えるものであるなら、今、困難な状況の中でも、このことばを信じ生きるとき、そこに少しずつ笑顔が回復していくと思いませんか。
あなたは今、つらい苦しい状況におられるかも知れません。平安と将来と希望の計画をあなたに立てておられる神様がおられることを、信じ生きてください。そこから生まれるほほえみはすばらしい心のサプリメントになるはずです。

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