痛む心に触れてくださる主|イースタSP

出演者
矢木良雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 病気のとき
  • イースター

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アップロード日
2022.04.16
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ガラテヤ人への手紙 2章
[旧約聖書] イザヤ書 53章
放送日
2022.04.16

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「世の光」の時間です。お元気でお過ごしですか。矢木良雄です。
今日は新約聖書ガラテヤ人への手紙2章のみことばをご紹介します。
「今、私が生きているのは、私を愛し、私のためにご自分を与えてくださった、神の御子に対する信仰によるのです。」注目いただきたいのは「私を愛し、私のためにご自分を与えてくださった」というところです。
福音書には、イエス様が病気の人たちを癒やす出来事がたくさん記録されています。イエス様の癒やしの特徴は、病気の人たちに直接触れてくださるということでした。「病人に手を置いて癒やされた」とあります。目の病気であっても、当時、人々が近づこうとさえしなかったツァラアト、ツァラアトは重い皮膚病とも訳されますが、そうした人々にもです。
そんな実例がマルコの福音書1章に出てきます。「イエスは深くあわれみ、手を伸ばして彼にさわり」聖くされます。それは文字通りイザヤ書53章「まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みを担った」お方だったからです。
私が小学生低学年のころ、体が弱く、よく病気をしました。6人兄弟の中で、なぜか私だけ病弱だったのです。たまにやったのが、当時は自家中毒症と言われていた、今はケトン血性嘔吐症という病気です。
いとこたちが遊びに来たり、何か興奮するようなことがあると、夜から腹痛、吐き気、頭痛が始まり、何度も嘔吐を繰り返します。3日くらい、長いと一週間くらい回復に時間がかかりました。激しい吐き気で、脱水症状になって何回も点滴を受けました。とにかく苦しいのです。天井がグルグル回り、吐き気が続きます。
そんなとき、母親が枕元に座って、何回もひたいの手ぬぐいを換えてくれました。そして言うのです。「代わってあげられたらね。代わってあげられたらね。」残念ながら、代わってもらうことはできませんでした。
でもイエス様は私たちの病を負い、私たちの痛みを担ってくださるお方です。イエス様は私たちを愛してくださいます。愛するがゆえにご自身のすべてを与え、私たちの苦しむ心、悩む心に触れてくださるのです。

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