苦しい時にどこを見つめるか

出演者
山本陽一郎
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 愛する人を失ったとき
  • 病気のとき

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アップロード日
2022.03.25
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 77篇1節
[旧約聖書] 申命記 32章47節
放送日
2022.03.25

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか、山本陽一郎です。
新型コロナ感染拡大の影響で、苦しい状況に置かれている方が少なくありません。こういう大変な時代の中、今番組を聴いてくださっている皆様の生活と健康が守られるように、心からお祈りいたします。
聖書を開くと、悩みや苦しみの中にいる人が、じつは大勢登場してきます。数多くの詩がまとめられた「詩篇」という書物には、ただ感謝や喜びだけが述べられているのではありません。意外に思われるかもしれませんが、苦しみや嘆き、苛立ちなどを表している歌が次から次へと出てくるのです。
そうなのです。苦しみの時や悲しみの時を、誰もが経験するのです。信仰生活の中でも、辛くてたまらない時があります。そんな時、どうすればよいのでしょうか。
3つのことを心に留めたいと思います。
第一に、自分のありのままの思いを、神様に打ち明けることです。詩篇の作者たちは、苦しみがないふりはしていませんし、我慢もしていません。むしろ、自分の感情を神様の前で正直に打ち明けて、すべて受け止めていただいています。
詩篇77篇1節に、こうあるとおりです。「私は神に声をあげて 叫ぶ。私が神に声をあげると 神は聞いてくださる。」
第二に、神様を見つめる時に、私たちの心が変えられるということです。問題や状況、自分ばかり見ていた心が引き上げられ、その問題をご存知のお方、生きて働いてくださる神様を信頼する心に変えられていきます。
そして第三に、神様のみことばを聴くということです。「出エジプト」や「十戒」で有名なモーセは、遺言の中でこう語りました。「これは、あなたがたにとって空虚なことばではなく、あなたがたのいのちであるからだ。」(申命記32章47節)
生きる中には、喜びの時も、また苦しみの時もあります。どのような中にあっても、私たちの思いを受け止めてくださる神様に正直に打ち明け、いのちのみことばに生かされて歩んでいきましょう。

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