言は肉体となり

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 死や命について考えているとき
  • 病気のとき

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アップロード日
2022.03.04
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 1章14節
[新約聖書] ピリピ人への手紙 2章6、7節
放送日
2022.03.04

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。今日は「言は肉体となり」という題でお話ししましょう。
「自分がやりたいこと、なりたいことをことばに出したり、書いてみるといいですよ。」と学生時代にある教授から言われたことがあります。ことばは肉体、すなわち形になるということでしょうね。
ヨハネの福音書1章14節を口語訳で読みます。
「そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。わたしたちはその栄光を見た。それはまさに父のひとり子としての栄光であって、めぐみとまことに満ちていた。」
まず、ことばは人となり、私たちの間に住んでくださったのです。「はじめにことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。」ヨハネは1章の冒頭で私たちに語りました。この天地万物の創造と摂理の神様が、人としてこの世に来てくださって、私たちの間に住んでくださったのです。目的は罪に汚れた私たちを救うためでした。
高校3年生のとき、キリスト教の集会の後で、一人の友人が突然、「神のひとり子イエス様は肥溜めのウジ虫になったんだよ」と言いました。口語訳聖書にはこう書いてあります。
「キリストは、神のかたちであられたが、神と等しくあることを固守すべき事とは思わず、かえって、おのれをむなしうして僕のかたちをとり、人間の姿になられた。」ピリピ人への手紙2章6節~7節。
なんと、恵みとまことに満ちた父のひとり子でしょうか。私たちと同じように、やがて腐り朽ちていく肉体を、神のひとり子イエス・キリストがその身にまとわれたのです。
現実に、ヨハネは神の栄光を目撃いたしました。キリストの生涯が神の素晴らしさを現わしていたからです。病人を癒やしたり、悪霊を追放したり、5つのパンと2匹の魚で5000人以上の人々を養うという神の力をヨハネは目撃しました。
しかも、そのキリストの栄光の輝きは、すべて人々の救いと助けに関わっていたからです。ですから、「彼は恵みとまことに満ちていた」とヨハネは語りました。キリストのことばは恵みとまことという結実をもたらしたのです。神のことばと結びついた私たちのことばもやがて結実という形をとるのです。

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