イスカリオテのユダの心の闇

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 孤独や悲しみを覚えるとき

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アップロード日
2022.02.03
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マルコの福音書 14章10-11節
[新約聖書] 使徒の働き 3章19節
放送日
2022.02.03

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「世の光」の時間です。お変わりありませんか。岩井基雄です。
私たちの心にはさまざまな闇があります。その闇は自分の人生に大きな影響を与え、周りの人々をも傷つけてしまいかねません。
キリストの弟子たちにも深い闇がありました。12人いたキリストの弟子たちは、最終的には全員キリストを裏切ります。しかし、そのなかでも最も深い裏切りを実行したのは、イスカリオテのユダと呼ばれる弟子でした。
聖書はこう記しています。
「さて、十二人の一人であるイスカリオテのユダは祭司長たちのところへ行った。イエスを引き渡すためであった。彼らはそれを聞いて喜び、金を与える約束をした。そこでユダは、どうすればイエスをうまく引き渡せるかと、その機を伺っていた。」
(新約聖書マルコの福音書14章10節、11節)
ユダは他の弟子たちから信頼もあり、彼らのお金を預かっていたようです。 しかし、キリストを裏切り、わずか銀貨三十枚で売るのです。それは当時の奴隷一人の値段でしたから、主を奴隷扱いするほどにお金に心奪われたとも言えるでしょう。
当時の祭司は、サンヘドリンと呼ばれる最高法院をつかさどり、祭司長は裁判の権威を持っていました。この祭司たちとユダが既に手を組み、キリストを裏切ったことを主はご存じでした。しかし、キリストがこの後用意させる最後の晩餐の席で、主賓である自分が最も愛する者のための席に、このユダを座らせるのです。
それは彼の裏切りを知るキリストのユダへの愛の表れであり、最後の悔い改めへの招きでもあったでしょう。しかし、ユダはキリストを裏切ったまま、地上の生涯を自ら閉じる道を選んでしまいます。彼は罪を悔い改めることをしなかったのです。彼の赦しのためにも、キリストは十字架にかけられたことを私たちは受け止めたいと思います。
あなたのすべてを知る主は、あなたを愛し、あなたの罪を赦そうと待っていらっしゃるのです。
聖書のことば「悔いあらためて神に立ち返りなさい。そうすればあなたがたの罪はぬぐい去られます。」(新約聖書 使徒の働き3章19節)
あなたも自分の心の闇を認め、罪を悔い改めて赦しを受け取りませんか。そして愛と恵みの道を力強く歩んでいただきたいのです。

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