「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
今日からモーセのメッセージからお話します。その内容は私たちにも関係のある大切なメッセージです。
モーセは、高校の世界史の教科書にも載っている人物です。このモーセは、今からおよそ3400年前、古代イスラエルの指導者でした。イスラエルの先祖たちは、神によってカナンの地を与えられました。ところがこのカナンの地でひどい飢饉があり、彼らはエジプトに移住します。そのエジプトで、彼らは奴隷にされてしまったのです。そんな彼らのために神が選ばれたのが、モーセです。
神はモーセを指導者に選び、エジプトから彼らを救い出してくださいました。エジプトを脱出したモーセたちは、荒野を40年間旅をして、約束の地の東側のモアブに到着しました。目の前にあるヨルダン川を渡れば約束の地です。
このモアブの地でモーセが語ったメッセージが記されているのが、旧約聖書の申命記です。モーセのメッセージを直接聴いたのは、エジプトから脱出した世代の次の第二世代の人々でした。エジプトを脱出したときの世代は、モーセ以外ほとんどが荒野で死んでいました。
モーセは、第二世代の人々に言いました。「聞け、イスラエルよ。全身全霊をもってあなたの神を愛しなさい。そうすれば、幸せに生活できる。また、神が命じられた命令を守り行うとき、それはあなたがたの義となる。」
神を愛して、神の命令に聞き従うならば、幸せとなり、義なる正しい人となるというのです。
私たちはどうでしょう。神の命令を守り行い、神を愛することができるでしょうか。私たちが幸せになり神を愛し、互いに愛し合うことができる方法がただ一つあります。それは、イエス・キリストを信じることです。
イエス・キリストを信じる人を神は義と認めてくださいます。そして永遠のいのちと神の御霊を与えてくださいます。そうすれば、信じる者は神の命令を守り行うことができるようになるのです。こうして、私たちは幸せに生きることができるのです。