重立ったユダヤ人たちに

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2022.01.04
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 28章
[新約聖書] ピリピ人への手紙 1章29節
放送日
2022.01.04

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。今日は「重立ったユダヤ人たちに」という題でお話ししましょう。
パウロ一行がローマに着いた後、囚人パウロは1人の番兵をつけられ、1人で住むことを許されたのです。特別な計らいでしたね。
3日経ってからパウロは重立ったユダヤ人の信徒たちを住居に招きました。みんなが集まったときパウロはこう言ったのです。「兄弟たちよ、私は、わが国民に対しても、あるいは先祖伝来の慣例に対しても、何一つ背く行為はなかったのに、エルサレムで囚人としてローマ人の手に引き渡されてしまいました。そのとき、ローマ人たちは私を釈放しようと思ったのですが、ユダヤ人たちがこれに反対したため私はやむを得ず皇帝カイザルに上訴するに至ったのです。しかし私は、わが同胞を訴えるなどとしているのではありません。こういうわけで、あなたがたと会って語り合いたいと願っていました。事実、私は、イスラエルの抱いている希望のために、この鎖につながれているのです。」
「イスラエルの抱いている希望」その希望とは何だったのでしょうか。第一に「死人の復活」という希望です。第二は「救い主キリストの再臨とキリストの王国」の希望です。このような希望によってパウロは今、鎖につながれているのです。
そこでユダヤ人の重立った信徒たちは、パウロに言いました。「私たちは、ユダヤ人たちから、あなたについて、何の文書も受け取っていません。また、ここに来て、あなたについて不利な報告をしたり、悪口を言ったりする人もいませんでした。私たちは、あなたの考えていることを、直接あなたから聞くのが、正しいことだと思っています。実は、この宗派キリスト教については、至るところで反対のあることが私たちの耳に入っています。」
ところで、パウロのローマへの旅が紀元59年ごろと言われています。当時のローマ皇帝はネロでありました。キリスト信徒への迫害が始まっていたのです。
パウロのことばです。「あなたがたがキリストのために受けた恵みは、キリストを信じることだけでなく、キリストのために苦しむことでもあるのです。」ピリピ人への手紙1章29節。

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