遥か昔から

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • クリスマス

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アップロード日
2021.12.13
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 創世記 3章15節
放送日
2021.12.13

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「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。今週はクリスマスの出来事からお話しいたします。
イエス・キリストの誕生の経緯は、新約聖書の福音書に記されています。しかし、イエス様の誕生は遥か昔からご計画されていたことでした。
聖書の最初の書物は創世記ですが、そこには最初の人アダムとエバのことが書かれています。彼らはエデンの園で暮らしていましたが、神様は彼らに一つの命令を与えます。「園の中央にある善悪の知識の木からは取って食べてはならない」という命令でした。
善悪の知識の木とは、「善悪の判断基準は神様にあるのですよ」ということをはっきりと示すためのものでした。
しかし、アダムとエバはその実を取って食べたら神様のようになれるという誘惑に負けて、その実を食べてしまったのです。その結果どうしたでしょう。神様のようになったでしょうか。いいえ、神様との親しい関係が破壊され、自分の愚かさを思い知らされる結果になったのです。神様は彼らをエデンの園から追放されました。
しかし、愛なる神様はそれと同時に将来に希望を持つことのできる約束をお与えになったのです。それは、創世記3章15節に書かれていますが、「女の子孫が蛇の頭を踏み砕く」というものでした。これは「女の子孫」つまりこれからエバが産んでいく子孫の中から、サタンの頭を踏み砕く救い主が生まれるという約束です。神様は人が罪を犯した直後に、救い主の約束を与えてくださったのですね。
でも、それだけ聞いても具体的なことは全くわかりません。長い歴史の中で救い主はアブラハムの子孫の中から、さらに具体的にダビデの子孫から生まれることが明らかにされていくのです。それと同時に神様は多くの預言者たちを通して、救い主がお生まれになることを告げてくださいました。
イエス様の誕生より約700年も前の預言者ミカは救い主がベツレヘムでお生まれになるということを告げていました。同じ時代に活躍した預言者イザヤは救い主がガリラヤ地方で活動されること、そして闇を照らす光として来てくださることを預言したのです。
クリスマスの出来事は、遙か昔から私たちのために計画されていた神様の大きな愛のみわざなのです。それは救い主イエス様によって救いが与えられるという希望の到来なのです。

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