ルカの福音書-78 権威ある言葉②

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2021.11.02
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 4章
放送日
2021.11.02

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。今週の箇所では、カペナウムという場所で「イエス様が神のことばを語られたとき悪霊が反応した。」ということが記されています。
悪霊はダイモニアンということばです。その意味は「運命を分ける力」「人の力を超えた宿命」とも言える、自分の人生をあきらめざるを得ないと思わせる力そのものです。
実際に、私たちには私たちの人生を宿命付けるような力が働いています。つまり、自分の人生を縛り付け、「もう、しょうがないよね」と自分の人生をあきらめさせようとする力が私たちの人生に働いていることがあるのです。
例えば、こんなことばです。「これぐらいの学校には行かないとあなたの人生はこうなっちゃうよ。」あるいは、「これぐらいの収入を得ないとさすがにね。」「結婚するなら、これぐらいの人と。」ということばは、自分の今、置かれている人生をあきらめるしかないと思わせてきます。また、「貯金がこれぐらいないと老後は不安だ。だから、もっとがんばらないとあの人のようになっちゃうよ。」私たちの人生を宿命付け、運命付けるようなことばを私たちは日常で、じつは頻繁に聞いているのです。あるいは、自分でも自分に言ってしまっている。そして、自分でそのことばに縛りつけられるのです。このようなことばを親から聞き、学校の先生から聞きます。そして、「ああ、もう私の人生はだめなのかな。」と。
たしかに、いつも先生や専門家は平均値を出してきます。そこで出される数値は、私たちがギリギリのところにいることを指し示してきます。そして、不安を煽ってくるのです。
その平均値を出すことに何の意味があるのだろうかと思う平均点があります。誰かに呪いをかけようとしているのではないか、そういう平均点情報があります。そして、それを聞くと「自分は世の中の平均点にも達していない」と落ち込むのです。
あなたは、今日どんなことばに縛り付けられているでしょうか。しかし、イエス様は「黙れ」と悪霊におっしゃいました。イエス様のことばは、悪霊とは正反対のことばが語られます。イエス様はあなたを自由に解き放つことばをかけてくださるのです。あなたは平均点なんかで操られるような人生ではありません。神様から愛された、特別な特別な存在なのです。私たちは、この自由にする神のことばをもっともっと大切に聴いていきましょう。

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