主の教えを口ずさむ

出演者
菊地百合子(山形ホーリネス教会 牧師)
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2021.07.09
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] コロサイ人への手紙 3章16節
[旧約聖書] 詩篇 1篇2節
放送日
2021.07.09

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 「世の光」の時間です。お元気でしょうか、山形ホーリネス教会の菊地百合子です。聖書を二カ所お読みします。
 「キリストのことばが、あなたがたのうちに豊かに住むようにしなさい。」コロサイ人への手紙3章16節
 「主のおしえを喜びとし 昼も夜もそのおしえを口ずさむ人。」詩篇1篇2節
 私の父は、二十三歳の時に洗礼を受けました。それ以来、ずっと抱いてる夢がありました。それは聖書のみことばを通して、神の愛を現す生涯を送ることでした。そこで、文語訳聖書の暗唱聖句の挑戦を始めました。
 まず、よく結婚式などで読まれる、コリント人への手紙第一13章とローマ人への手紙8章でした。第一コリント13章は早くに成功し、結婚式の祝辞を頼まれた時に、何度も暗唱したようですが、ローマ書8章は、なかなか覚えられません。
 しかし、ついに8章全部を暗唱して、七十歳になった時、続いて暗唱するという新たな挑戦を始めました。2004年に、聖書のメッセージの当番になった時、8章から11章までの暗唱聖句をしました。聞いた人から95点をつけてもらったそうです。
 また、聖書朗読礼拝で、イザヤ書53章を暗唱した時には、イエス様の十字架の恵みが目にあふれ、涙をこらえるのがやっとだったと言っていました。この日の礼拝は、豊かな恵みが会堂いっぱいにあふれたことでした。
 この暗唱聖句を成功させるために、視力の弱い父は、文字を大きくしたプリントをいつも持ち歩いて、暗唱できるようにしていました。朝起きてから夜寝るまで、まさに、昼も夜もその教えを口ずさむ毎日でした。
 退職してからの父は、淀川の河川敷や遊歩道を、早朝に散歩するのが日課となり、その時には、暗唱している聖書のみことばを、毎朝、口ずさんでいました。この朝の散歩のひと時は、至福の時だったようです。大阪に帰省した折に見た、朝の散歩から帰った父の顔は、本当に幸せそうでした。
 詩篇を書いた詩人も、「主のおしえを喜びとし 昼も夜もそのおしえを口ずさむ人」は、幸いなものと言っています。ラジオをお聴きの皆様も、主のおしえを口ずさむ、幸いな人になられることを心から願います。今日も一日、お元気でお過ごしください。

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