聖書の人物と私たち 雷の子だったヤコブ

出演者
山本陽一郎
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制作
一般財団法人 太平洋放送協会

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アップロード日
2020.11.11
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マルコの福音書 3章17節
放送日
2020.11.11
 世の光の時間です。いかがお過ごしですか、山本陽一郎です。
 突然ですが、皆さんにはニックネームはありますか。実は、イエスの十二弟子の一人だったヤコブには、イエスがつけた印象的な呼び名がありました。「雷の子」です。理由は、怒りやすい性格だったから。
 新約聖書マルコの福音書3章17節にはこう書かれています。
「ゼベダイの子ヤコブと、ヤコブの兄弟ヨハネ、この二人にはボアネルゲ、すなわち、雷の子という名をつけられた。」
 怒りのままに行動してしまう点は、ヤコブが克服すべき課題でした。またヤコブは、自分の立場にこだわる人でした。母親と一緒に、イエスのもとへ行き、こっそり将来の出世の確約を、親子そろって直談判したこともあったくらいです。
 実は、12弟子の中でもリーダー格だったペテロとヤコブ、その兄弟ヨハネの三人は、イエスが山で祈るときなど、大切な場面によく連れて行かれました。そういう中で、うぬぼれや特別な立場への執着心があったのかもしれません。そんなヤコブたちに、イエスは仕える者としての生き方をこう言って示されました。
 「あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、皆に仕える者になりなさい。あなたがたの間で、先頭に立ちたいと思う者は、皆のしもべになりなさい。」
 イエスご自身がその言葉の通りに、皆に仕える者として生きていました。そして、みなの救いのために十字架の上で死なれたのです。
 このヤコブは、後に大きく変えられ、イエスが救い主であることを証する忠実な人となりました。そして、その信仰のゆえに王によって殺されたのです。
 かつて、すぐに怒りをぶちまけ、自分が上に行くために人を落とそうとした男が、十二使徒たちの中で最初に、福音のために自分の命を落とすものとなったのでした。イエスが教えてくださった仕える者としての生き方は、あの雷の子ヤコブの中にしっかりと根を張ったのです。

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