イスカリオテのユダ

出演者
関根弘興
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制作
一般財団法人 太平洋放送協会

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アップロード日
2020.08.07
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マタイの福音書 26章
放送日
2020.08.07
「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。
 イエス様は、その口に偽りがなく何一つ悪いことをされなかったのに、当時の宗教家たちの妬みのゆえに、逮捕されてしまいました。その手引きをしたのが、イエス様の弟子の一人であったイスカリオテのユダでした。
 「イスカリオテ」とは、「ケリヨテの人」という意味です。ケリヨテは、ユダヤ地方にある町でした。他の弟子たちの多くは、当時蔑まれていた田舎のガリラヤ地方の出身者でしたから、ユダは何となく優越感を抱いていたかもしれません。また彼には、経済的な才覚があったようでした。彼は、イエス様の十二弟子の一人に選ばれ、イエス様と苦楽を共にし、すばらしい教えや、さまざまな奇跡的な御わざも目撃してきました。しかし、ユダのうちに次第に裏切りの心が芽生えてきました。
 マタイの福音書の26章にはこう書かれています。「そのとき、十二人の一人で、イスカリオテのユダという者が、祭司長たちのところへ行って、こう言った。『私に何をくれますか。この私が、彼をあなたがたに引き渡しましょう。』すると、彼らは銀貨三十枚を彼に支払った。そのときから、ユダはイエスを引き渡す機会を狙っていた。」こう書かれています。
 イエス様は、ユダの心を見抜いておられたので、最後の晩餐の席で「この中にわたしを裏切る者がいる」と言われました。でも、決してユダを名指しすることをせず、他の弟子たちにわからないように、方向を変えて悔い改めて生きるチャンスを、ユダにお与えになっていました。しかしユダは、裏切りの手引きを実行するために、出て行ってしまいました。ユダは、イエス様を逮捕するための合図を決めていました。それは、「私が口づけをするのが、その人だ。その人を捕まえるのだ」と祭司長たちに言っておいたのです。
 ユダは、イエスに近づいてきました。その時にイエス様はユダに、「友よ。何のために来たのですか」と言われたのです。もちろんイエス様は、ユダが自分を捕らえるために手引きをしていることなどご存じでした。しかしイエス様は、ここでも、ユダが犯そうとしていることの愚かさを、何とか悟らせようとしておられるのです。イエス様は、ユダの人生そのものを案じておられるのですね。
 そしてイエス様は、ラジオを聴いているあなたの人生に対しても、いつも最善を願い、あなたの人生を案じておられる方なのです。

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