十戒 自由への励まし-111 偽証してはならない

出演者
大嶋重徳
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制作
一般財団法人 太平洋放送協会

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アップロード日
2019.06.27
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 出エジプト記 章
放送日
2019.06.27
 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。聖書には十戒と呼ばれる、神と人との間に結ばれた約束があります。十戒をはじめとした聖書の言葉は、人間を縛りつけるものではなく自由へと導くための言葉なのです。
 十戒 第九戒は「隣人に対して偽証してはならない」です。この戒めは、偽証されてもいけないことを語ります。だまされやすいものでいないように、私たちは洞察力を持つことができるように、歴史から学んでいく必要があります。歴史を見るときに、私たちは同じような過ちを犯してしまっている歴史を見つけることができます。歴史って難しくてやだなと思う人もいらっしゃるかもしれません。しかし聖書もまた、神様の導かれた歴史です。そこには、人々が神様の前で犯してしまった過ちの歴史が記されています。私は聖書が好きだなと思い、聖書は信頼できるなと思えることは、そこに犯してしまった教会の過ちの歴史をきちんと記していることです。ダビデ王の犯してしまった過ちを記して、そして、悔いあらためて、やり直せる生き方をきちんと記しているのです。
 偽りの証言が飛び交う世界で、私たちはとるべき姿勢は何が真理かを見極める知恵、洞察力を、聖書の歴史と教会の歴史から学び続けることです。私たちは、単純化された論理の向こう側にあるものの意図を見抜いて、複雑な歴史をきちんと複雑に見る視点を養っていく必要があるのです。私は、私の生きている国が好きですし、食べ物が好きですし、自然も文化も礼儀正しい国民性も自分の生まれた故郷もとても好きです。しかし、手放しで誇ることができるものばかりではないことを知っています。そして、もし私たちが誇ることができるならば、私たちは自らの過ちをきちんと認められるようになっていることを誇りたいと思います。過ちのないことを誇ることは偽りだからです。なにより誇るのであれば、神様を誇りたいのです。神様に愛されていることを誇りたいです。なぜならば、神様は私たちがどれだけの罪人であっても赦し、愛し、そして生かしてくださっている。今も弱さを含めて、丸ごとの私を愛して下さっている。あなたの人生に罪を犯してしまった歴史があろうとも、それを隠す必要はないのです。それは自虐などでは決してない。神様に出会ってやり直せるようになった、誇るべき私の、あなたの人生だからです。そこには私たちの栄光が輝くのではなく、神様の栄光が輝いていくのです。そこにこそ、十戒 第九戒がもたらしてくれる謙遜な生き方があるのです。

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