十戒-自由への励まし106

出演者
大嶋重徳
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制作
一般財団法人太平洋放送協会

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アップロード日
2019.05.23
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 出エジプト記 章
放送日
2019.05.23
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
 聖書には十戒と呼ばれる、神と人との間に結ばれた約束があります。十戒 第九戒は、「隣人に対して偽証してはならない」です。しかし、日本社会の中に「嘘も方便」という言葉があり、「小さな嘘が、その場を丸く収めるならば、嘘も必要だよね」と言われることがあります。
 あの3・11の震災においても、国民の不安を煽ってはならないと、まことしやかに放射能汚染の被害が隠され、真実が偽証された事が記憶に新しいのではないでしょうか。その結果、偽りの証言と隠された情報によって避難が遅れ、被害を受けられた方の苦しみは今なお継続し続けています。
 また、大手マスメディアも莫大な広告料を支払うスポンサーの意向に従った、報道の取捨選択がなされることがあります。「テレビが言っているんだから安心だろう」と、視聴者、読者は信頼することとなり、ここにも偽りの情報がお金で買える現実があります。政治の力によって、報道される情報が変えられてしまう国も、世界中にはたくさんあります。歴史的事実の改ざんも起こっています。改ざんされた偽りの歴史を語られることによって被害を受けるのは教育現場です。子どもたちの耳に入る歴史が、誰かの都合の良い歴史に塗り替えられるならば、その国の将来はどうなっていくのでしょうか。その結果、その共同体は嘘に嘘を重ねることとなり、嘘をつくことに慣れ、自浄作用も失われ、その団体の公正さ、清さが奪われ、信頼も奪われていくこととなります。
 真理と言う言葉を意味するギリシャ語「アレテイア」は、「隠れなきこと」を意味しています。聖書では、「ですから、あなたがたは偽りを捨て、おのおの隣人に対して真実を語りなさい。」と語られています。つまり、隠されてしまっている嘘を明らかにする使命を私たちは帯びているのです。
 イエス様は、今も歴史と世界を支配しておられます。私たちがいくら覆い隠そうとする真実があったとしても、歴史をねじ曲げて伝えようとしたとしても、いつか必ず神様は、その嘘を明らかにされるのです。隠されたものは必ず明らかになるのです。ですから、私たちも今日、正直に隠れなき人生を神様の前に生きていきたいと思います。神様の前で隠れたところを持っている人生は、私たちを暗くします。苦しくするのです。隠れたところのない、明るい、伸びやかな一日を、今日も私たちは送っていきたいと思います。

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