明日のことは明日が心配します

出演者
福井 誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 眠れないとき
  • 元気をもらいたいとき
  • 朝聴きたい

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アップロード日
2025.05.05
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マタイの福音書 6章34節
放送日
2025.05.05

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。しばらくぶりですが、リスナーの皆様、お変わりございませんか。今週一週間は、私が担当しますので、新約聖書のマタイの福音書から共に読んでまいりましょう。聖書を読むことが楽しくなることを願っています。今日は、「明日のことは明日が心配します」と題して、新約聖書マタイの福音書6章34節からお話をいたします。

「ですから、明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。苦労はその日その日に十分あります」

最近、キリスト教会でもマインドフルネスということばがよく聞かれるようになりました。マインドフルネスは、仏教、禅の修行がルーツで、今この瞬間に集中することを大事にします。最近ではビジネスの世界で、集中力や作業効率を上げる能力開発に応用されています。医療の世界でもストレスを下げたり、回復力をアップさせたりする治療目的で応用されるようになりました。
マインドフルネスが注目される背景は、さまざまですが、その一つに現代の情報過多社会があります。皆さんもスマートフォンを使っていて思うことがあるでしょう。スマートフォンは、仕事を効率化し、私たちの暮らしを飛躍的に便利にしました。しかしその反面、家に帰った後も、仕事のメールを受け、自分の時間が失われるストレスがあります。隙間時間、いわば、ぼーっとしている時間すら奪って、脳を疲れさせているとも言われます。こうしていつも、何かが気になって心が落ち着かない人に、今ここに集中するマインドフルネスの手法は有効だと言います。
イエスは「明日のことは明日が心配します」と言いました。それは言い換えれば、「今日一日のことに集中せよ」です。まさにマインドフルネスの手法と同じです。心配してもどうにもならないことはあるものです。過剰な心配は身の毒です。心配事は一つずつ片づける他ありません。今日できることに集中しましょう。

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