本当のあなたの姿5

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 孤独や悲しみを覚えるとき
  • 眠れないとき

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アップロード日
2025.04.11
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 8章
放送日
2025.04.11

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。
ルカ福音書8章には沢山の悪霊に取り憑かれた男から悪霊が豚に乗り移っていく、そんなところを見てきました。イエス様は、「本当のあなたの姿に戻って欲しい」と願われているのです。死んでいく豚に、悪霊に憑かれていた彼が、自分自身の深い闇の部分を見たように、今日イエス様は、私たちに一つの光景を見せられます。それはあの十字架の光景です。
イエス・キリストが十字架にかけられた場所、それはまさに人間の狂った世界でした。神を神としない叫び声に満ちていました。「神ならば自分を救って、俺たちも救え」と自分中心の叫ぶ声、神を殺せと叫び、自分の救い主を受け入れず、十字架につけたのです。イエス様は今日、あなたが気付かないふりをしてきたあの生活を、そのままではいけない。そのまま神のことばに頑ななままにいてはいけない。人生を踏み外しそうになっているあなたのことを、そのままにしておかないイエス様があなたの元へと来てくださっている。罪に向かって走りだし、死に滅んでいく私の姿を見ていられない。そしてイエス様は、人間の罪に満ちた叫び声を一身に受けて、そして十字架の上で豚が死んだように死なれました。
私たちは人前でいい格好を演じられたとしても、人から「格好いいよね」「素敵だね」と言われても、そうではない自分がいることを自分が一番よく知っています。内側には誰にもばれていないと思っている自分のずるさ、汚さ、人には絶対見せられない自分の闇の生活があります。幸せそうにしている人を見ると落ち込み、妬み、謙遜なふりをしながら、自分こそ何もかも分かっていると思っているそんな高慢な姿。そして自分を自分で見ないようにしてしまう、気が付かないようにしよう、「大丈夫。うまく隠せている」と思っていても、どうにもならない罪を犯す自分が今、ここにいます。しかしイエス様はあなたを苦しめるその罪の苦しみを十字架の上で叫び声を上げながら、私の罪の身代わりに豚のように死なれました。十字架の上でイエス様はこう祈られたのです。「父よ、彼らを赦してください。彼らは自分で何をしているのか分からないのです」自分で何をしているのか分からない自分、自分で自分をコントロールできない自分。それが私たちの姿です。ここに「私」がいます。私たちは今日も十字架からイエス様に祈られているのです。

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