家康と信玄の悲しい共通点

出演者
水谷 潔
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 死や命について考えているとき

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アップロード日
2024.10.22
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの手紙第一 4章9節
放送日
2024.10.22

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「世の光」の時間です。愛知県春日井市にあります、春日井聖書教会・協力牧師の水谷潔です。 
 戦国武将の代表とされる徳川家康と武田信玄には、とても悲しい共通点があります。その共通点とは、二人ともが、自らの長男を、死に追いやっていることです。徳川家康は、長男を切腹に追い込んでいます。これは、長男が謀反のリーダーに担ぎあげられたからでした。武田信玄の場合も、長男が家臣たちの分裂の火種になりかけたからでした。
戦国武将たちには、時にそうせざるを得ない切実な事情があったようです。親が子を死に追いやらざるをえない、そんな局面が訪れかねないというのが戦国大名たちの宿命だったようです。 
じつは、聖書が記す神様にも、我が子を死に追いやらざるを得ない切実な事情がありました。聖書によれば、生まれながらの私たちは誰もが、神様に背を向け、歩み、本来の生き生きとしたいのちを失い、滅びへと向かっています。この神様に背を向けて歩む姿勢のことを、聖書は罪と呼んでいます。 
しかし、神様は、そんな私たち人間を愛してくださり、たった一人の子であるイエス・キリストをお与えになりました。イエス様を地上に送ってくださり、私たちの罪の身代わりとして、十字架にかけ、私たちのために、罪の赦しの道を、豊かないのちへの道を開いてくださったのです。 
そのことを新約聖書ヨハネの手紙第一4章9節はこう記しています。「神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちにいのちを得させてくださいました。それによって神の愛が私たちに示されたのです」
戦国大名と同じように 神様がたった一人のわが子を、十字架の死に追いやらなければならなかったのには、切実な事情がありました。神様に背を向け、歩む、私たちの罪を解決し、いのちを与えるには私たちの罪をひとり子に負わせるしかなかったのです。 
わが子を十字架の死に追いやってでも、あなたに本来のいきいきとしたいのちを与えようとされている神様の愛を、あなたも受け止め、応えてみませんか。

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