パン種のたとえ

出演者
関根弘興
制作
PBA太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 病気のとき
  • 元気をもらいたいとき

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アップロード日
2023.01.12
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マタイの福音書 13章13節
[新約聖書] ルカの福音書 12章32節
放送日
2023.01.12

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「世の光」の時間です。お元気でお過ごしですか。関根弘興です。
イエス・キリストは、こんなたとえ話をされました。「天の御国はパン種に似ています。女の人がそれを取って3サトンの小麦粉の中に混ぜると、全体がふくらみます。」
「パン種」とはイースト菌のことですね。ここでは3サトンの粉の中にパン種をいれたとありますね。3サトンの小麦粉はおよそ30リットル以上の粉です。この粉にパン種を少し入れると、どうなるでしょう。全体が少しずつ少しずつ膨らんでいくというわけですね。
つまり、天の御国は、小さな存在に見えても、まわりに大きな影響を与えていくのだということを表しているわけです。考えてください。イエス様は、約2000年前にベツレヘムの家畜小屋でひっそりとお生まれになりました。母マリヤはガリラヤのナザレという田舎町の娘です。世界に注目されることなど、全くありませんでした。そして、イエス様が公の活動をされたのは、ローマの属国なっていたユダヤの地です。
しかし、イエス様が私たちの罪を背負い身代わりになって罰を受け、3日目に復活されたことによってもたらされた救いの福音は、どんな圧力や迫害にも押しつぶされることなく、人々の人生を変革しながら全世界へと広がっていきました。こうしてラジオからも流されているわけですね。
最近、スポーツ番組などで「ポテンシャル」という言葉をよく聞きます。この人はポテンシャルが高いとか、低いとか言うわけですね。それは、潜在的な能力を指す言葉です。
でも、ときどき、私たちはそのことを受け入ることができなくなります。なぜなら、病気になったり、思うように事が進んでいかない現実に出くわしてしまうからです。「ああ、私は弱く、本当に小さなものだ」と思わされることは何度もありますね。でも、失望しないでください。イエス様が私たちをご覧になるとき、「あなたは、わたしの与えるいのちによって生命力に溢れた存在なのだ」というふうに、私たちのポテンシャルを見ていてくださるのです。
ルカの福音書12章32節で、イエス様は、「小さな群れよ、恐れることはありません。あなたがたの父は、喜んであなたがたに御国を与えてくださるのです。」と言われました。イエス様は、こんな小さな私たちひとりひとりにも大きな可能性と生命力溢れる姿を見てくださっているのです。ですから、私たちも、自分に対して、また他者に対しても、そんなまなざしを向けながら歩んでいくことにしましょう。

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