四人の女性たち

出演者
関根弘興
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制作
一般財団法人 太平洋放送協会
タグ
  • クリスマス・イースター

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アップロード日
2020.12.09
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マタイの福音書 1章
放送日
2020.12.09
 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。今週は、イエス様の誕生にまつわる聖書の箇所を紹介し、お話しをしています。
 そしてマタイの福音書1章に書かれている系図の特徴について、これまでお話ししてきました。そして今日もその続きですが、この系図には、例外的なことが記されています。通常のユダヤの社会では、系図には父親だけが載ります。ですから、アブラハムにイサクが生まれ、イサクにヤコブが生まれというように、父親の名前が書かれて行きます。
 しかし、このマタイの記した系図には、四人の女性たちの名前が登場するのです。タマル、ラハブ、ルツ、そしてウリヤの妻。この四人はみんな、ワイドショーのネタになるような人たちでした。タマルという人は、遊女のふりをして、義理のお父さんと関係を持ち、双子を産みました。ラハブは遊女であったと書かれています。ルツは聖書のルツ記の主人公ですが、モアブ人の女性でした。それからウリヤの妻は、バテ・シェバという名前ですが、夫ウリヤの留守中に、ダビデ王さまと姦通して子どもを宿した人物です。つまり四人の女性のうちラハブとルツは、イスラエル人が忌み嫌っていた外国人であり、タマルとバテ・シェバは、正規の婚姻関係から外れたところで子どもを宿したわけですね。
 普通は、そのようなことはなるべく隠しておきたいと思いますよね。ところがマタイは、あえてこの女性たちの名前をわざわざ付け加えました。また、ダビデ王の後、歴代の王様の名前が書かれていますが、この中には、愚かで邪悪な行いをした、悪名高い王様もいます。つまり、この系図には、人間の罪や恥や欲望をあらわす系図ともなってるのです。
 こうした系図の最後に、イエス様がお生まれになりました。罪も汚れもない清いお方が、神の栄光をかなぐり捨てて、人となってきて下さったのです。それは、この系図が示しているように、イエス様が、人間の罪深さのど真ん中に来て下さったということでもあるのですね。
 人生、どん底って感じてる人がいますか。罪の泥沼の中で抜け出せない人がいますか。私の人生などどうあがいても変わらないと諦めてる人はいませんか。そんな状態の真っ只中に、イエス様は来て下さったということを系図を通して知ることができるのです。

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