ルカの福音書32-気がつかない!

出演者
大嶋重徳
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制作
一般財団法人 太平洋放送協会
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2020.09.10
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 2章
放送日
2020.09.10
世の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。
 ルカ福音書2章には、シメオンという人物が出てきます。イエス・キリストに会うまでは死なないというお告げを信じ、神殿でキリストを日々待っていたのです。純粋な素直な信仰です。このシメオンのような存在が、私たちのまわりにいます。素直に神様の導きを求め、神様の促しに従い生きる人々が、私たちのまわりで信仰の証をしてくれるということがあるでしょう。
 しかし私たちは、そのような純粋な思いに素直になれない所があります。心のどこかで、そのような素直な信仰へと進みたいと思いながらも、神様の促しに導かれて進んで行こうとはしない頑なさを持っています。その頑なさは、どこから来るんでしょうか。もしかするとシメオンのように、純粋に神様の言葉を信じて祈ったにもかかわらず、その祈りに答えられなかったとしたら、自分はとても失望するのではないかという不安を持っているのかもしれません。そのせいで、自分の中で芽生え始めた神への信仰が揺らいでしまうのではないかと思う。あるいは、逆に祈りが本当にきかれたら、自分はその神様の前でどうしたらいいんだろうか分からなくなる。全面的に自分の人生を明け渡してしまわないといけないのではないか。
 しかし信仰とは、超自然的で常識はずれな神秘の世界に陥ってしまうことではありません。シメオンが信じたのは、神様の約束の言葉です。つまり、聖書の言葉を信じることです。ルカ福音書を記したルカが、シメオンの存在によって描きたいのは、聖霊の働きを信じて、神様のなさる約束を待ち望む信仰です。
 本来、神殿でこの幼子を最初に迎えたのは、神殿で働く祭司だったでしょう。しかし祭司は、この特別な赤ちゃんの存在に気が付かなかったのです。旧約聖書でずっと預言されていたメシアの存在なのにです。
 しかし、この特別な赤ちゃんの存在に気がついたのは、シメオンという一人の信仰者でした。牧師の自分だったら気がつくだろうか。日々の仕事に忙しくて、この特別な赤ちゃんを見過ごしてしまうのではないかと思います。しかし、シメオンは御霊の導きのままに、御霊の感じるところを選び取る人であったのです。神の言葉をそのまま信じていたからです。今日も、神様があなたに語りかけられる言葉を、そのまま受け取りましょう。そうする時に、神様のなさろうとされていることを、敏感に選び取ることができるようになるのです。

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